ダークパターン【半蔵門ビジネス雑談】 20210407
いつものサイトでマウスウォッシュの定番を購入しようと検索し目的物を発見、カートに入れようととした。違和感。カートに入れるボタンがない。その代わりに、「申し込む」というボタンになっている。なんかおかしいな?と思って注意深く見てみると、
通常の注文 価格 お届け予定 の下に
定期おトク便 価格と表示され、価格は少し安い。
そちらにチェックがついていた。
定期おトク便は配送頻度を選択するようになっている。
これは、10年ほど前から英国で指摘されていたダークパターンと呼ばれる消費者を誘導する手法だ。ちなみに2008年にアメリカの消費者保護機関との情報交換では、ネガティブオプションと呼ばれていた。ネガティブ〜は、送りつけ商法と定義されていて、こちらは無許可で送る手法なので、区別されるようになった(ようだ)。
代表的なのは、
- 誘導
定期購入が初期設定
メルマガ購読が初期設定
- あおり
カウントダウン
(無期限)期間限定
在庫僅少アピール
第三者の購入状況を表示
- 障害
退会や変更がしにくい
など。
このうち、「第三者の購入状況を表示」にはまんまとひっかかり3000円のアプリを買ってしまったことがある。
ただし、日本ではいずれも合法で、購入側消費者が注意してみる、冷静に対処するなどしかひっかからない方法はない。でも、在庫僅少をギリギリ買った満足感的な気分はなかなか悪くないからなぁ。。。