ダークパターンに騙される【たまプラビジネス余談放談】20231207
Webサイトなどで、消費者、利用者が意図しない判断に誘導されるようデザインされ作られている場合がある。利用者は知らずに誘導され、不利な契約や意図しない契約を、気が付かないまま行っている場合がある。定義はまだはっきりしていない面もあるが、こういうケースを「ダークパターン」として専門家が調査した結果がまとめられた。例として定期購入するつもりはないのに定期購入になっていたり、選択肢が「はい」と「あとで回答する」の2つしかなくて、何度も表示されたり、見るだけなのに会員登録をさせられたり、解約がわかりにくい、あるいは手間がかかるなど、あるいは、無料会員で登録したのに、更新すると有料会員になっているなど、さまざまなパターンが確認されている。
ダークパターンだと知らなければ当然のようにそこに陥ってしまう。以下の記事に紹介されているパターンは、よくある表現で、実は何度も遭遇しているのではないか。
SNSで有名ブランドと思われる商品が動画で何度も表示され、しかも、それらは手の込んだ魅力的な見せ方がなされ、いつしか購入してみようかと誘導される。注文しようとすると、支払い方法が着払いで、少なくとも商品が届かないことはない状態になっており、届いた商品は実は有名ブランドではないが、実用には足りるとあきらめにも似た受容心理に誘導されるパターンも多くある。サイトは、特商法のルールにも従っていないが、「すくなくとも商品は届く」という安心感で最終的には受容してしまうこれも一種のダークパターンだ。
まずは「ダークパターン」というのがあると知ること、これが陥らない第一歩だ。