半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

「ケチること」と無駄の再生産

「ケチること」と無駄の再生産【御散歩雑談】20230217

 

自治会の輪番制広報係だ。

月一の会合で自治会掲示板のポスターを受け取りそれを掲示する担当で、犬の散歩ついでに張り替える。税金対策相談、落語会開催、和太鼓サークルの募集など毎回A4サイズのチラシが渡される。

掲示板は一枚の板をベースにして濃い緑色のボードだ。ポスターは画鋲で掲示する。ボードはカバーはなく上部にわずかな雨よけがついている。

 

さてまずは掲示板。よその地区の掲示板を見かけると、多くは野晒しスタイルだが中にはガラスケースがついているタイプもある。また、画鋲ではなくて磁石式になっているボードもあるようだ。

一方、掲示物。ポスターはパウチっ子が施されているものと紙一枚(それも薄い材質のもの)が混在している。

 

昨日も雨晒しの当自治会の掲示板に、パウチっ子ポスター1枚、紙ポスター3枚を掲示してきた。しかし、「雨晒し」で「紙」で「画鋲留め」のポスターは雨が降ったり、風が強かったりすると、あっという間に千切れて飛ばされて無くなってしまう。多分、ただでさえあまり目にしないであろうことで、短期間の掲載では、結局誰の目にも止まらない。役割を果たさない。住民の目にとめて募集や通知をするポスターがまったく役をしていない。費用がどうの、費用は微々たるものだという問題ではなく、この無駄、そして無駄だと気づかないこと、あるいは気づいても惰性で繰り返していることの無駄、無駄の再生産はこれでよいとは思えない。SGDs?いうのも恥ずかしいかも。

本当に通知して周知したいのなら、掲示板を耐久性のあるものに変え、ポスターも耐久性のあるものに変えるべきだ。今のままだと「広報係は仕事しました」のためだけの作業でしかない。これらの改善を提案しても、予算が。。という答弁が却ってくる。それをいうなら掲示物のコストや広報係が掲示する人件費(実際には費用はかからないがもし外注するとしたらと想定すれば)もかかるわけだ。ケチることによるコスト抑制はするのに、既に支出している費用の抑制はなかなか働かない

 

輪番制というのは、公平なようでいて改善を遅らせるシステムだと再認識する。輪番制の役職では、自分の時にことを起こすのは面倒だとなり、永遠に再生産され続ける。