傘は紳士の嗜みか【御散歩雑談】20240526
傘を長い間買っていない。透明ビニール傘は、壊れるし、忘れるし、無くすし、間違えられるので、新しく買うのをやめたのは１５年前だ。その時に手元にあったそれらのビニール傘は案の定この１５年で全て壊れたか、忘れたか、無くしたか、間違えられた。以降は、その時に保有していた２本の傘を丁寧に、無くさないように、間違えられないように、使ってきた。時々、骨組みが外れたりしたのを針金などを工夫して修理し、今でもその２本の傘で凌いでいる。１本は、確か２５年くらい前に自由が丘で買った骨がたくさんある黒い傘。持ち手のニスは剥がれて年季が入った。骨がたくさんあるからだろうか。壊れにくい。もう一本は、さらに古く、３０年前に買ったカーボンファイバー製の細いステッキ傘。イギリスのドラマや映画のハットを被った”探偵”が、雨でなくてもステッキがわりに持っているような細いやつ。渋いグリーンの傘である。ワンタッチオープン式ではない。こちらも健在。
最近は日傘ブームなどもあるが、個人的には男も傘をもつべきだ。いや、日傘ではなく、雨の日、雨の降りそうな日は、ステッキ的な細いやつを持つのがいい。そして安物ではなく高いのを買う。それは油断して忘れないため。あそうそう。決してホームでゴルフの素振りをしてはいけない。
