【ODRピックアップ】20150714 キモノ着たい期待
10数年前にあるミュージシャンの結婚パーティーに出席したとき、キモノを着た男性が出席していました。夏だったので「暑そう」と思いつつ、密かに、「かっこいい!着てみたい」と思ったものです。それ以来ずっと忘れていました。その感情。
6月にニューヨークに出張した際、市中を歩いている時に、急にその感覚が蘇りました。
「ここではキモノでいるべきだ」
この街は現代の人種の坩堝であり、文化の坩堝でしょう。東京を知る日本人にとっては、タイムズスクエアは渋谷にも似て、夜の7番街は六本木、5番街は銀座と間違えそう。SOHO地区はチャイナタウン、ウォール街は丸の内、ビラ配りも個性豊かなパフォーマー。だからといって民族主義丸出しなのはどうかとも思いますが、ふと、この街にキモノを登場させたら面白いかなと直感したのです。
で、同じことを感じる人はいる。
女性のキモノは見栄えがしますね。でも、よく考えると男は選択肢が狭い。浴衣や着流しだとアブナい感じになるし、ホテルからガウンで出て来たようにも見えかねないし、紋付じゃ重すぎる。やはり袴のほうがいいのかもしれないなーと思いつつ、アンティークなキモノが一つの解かな。
キモノ選びを始めてみます。
キモノはさぞかし、珍しがられて万人に受け入れられるだろうなと単純に考えていたとこと、キモノイベントが人種差別というクレームで中止になったという報道がありましたね。
モネの作品ジャポネーゼを題材に来場者がキモノを着るイベントに対して、ある団体が抗議をしているのですが、その抗議内容がどうも解せない。「キモノを粗末に扱い、当時の背景を考えず、コスチュームイベント化している」と、アジア系アメリカ人がクレームしているようですが。。。?このクレーム本当に日本人から出ているかな?疑問。
声を上げるのは重要だし、いいことですが、なんでも文句つけて足を引っ張るのでは、前に進めなくなるだけ。そのパワーを誰かを止めるのではなく、あなたが何かを生み出し、リードする方向へ向けましょうよ。