【半蔵門ビジネストーク】20170915 車上生活は成り立つか
その昔浅はかなことを言って父親を悩ませたことがある私。車上生活ができると思っていました。
35年前の自分の就職活動直前、父親も同じような方針だったと思いますが、ある日そんな話題になりました。まだまだ甘ちゃんで真剣さの足りなかった私は、「東京に出て、ワンボックスカーを買って、それに寝泊まりする、アルバイトで稼いで、バンドで喰っていく」と、実現可能性0%に限りなく近い戯言を吐いて、父親を悲しい顔にさせました。
そもそも住所不定じゃないか!!笑
で、今。アメリカで車上生活をするホームレスが増加中。
ホームレスといっても、
- 車内はメープル材で整えホテル並み
- 電力はソーラーで供給
- ジムに通ってシャワー
いわゆる貧困によるホームレスではない模様。
未だに法的問題は残っているとのことで、恐らく日本と同様の、住所不定だと受けられないサービスとか就職問題とかありそうです。
車上生活は成り立つのかー住所
日本では、住民票がないと受けられないサービスや就職ができないなどの課題があります。住民票がないと就職できなことが問題なのは、雇用側も第三者へのサービスを提供する以上は雇用者の身元を確認するためには住所がないといけないというのは理解可能な判断基準ではあります。どこかの会社に就職しようとするのなら、さすがに車上生活では難しいのかも。もちろん就職のために誰かに住所を借りてという手段はとれるかもしれませんが。
車上生活は成り立つのかー仕事
以前に比べれば、携帯電話、インターネットにつながれば連絡は取れるし、それによってできる仕事もたくさんあります。旅しながらできる仕事、ノマドワーカー。
車上生活は成り立つのかー駐車
車をどこに止めるのかという問題。駐車料金を払ってどこかに止めるのなら部屋を借りた方がいいことになります。駐車違反にならない路上はありますのでそれを見つけて停車することは可能でしょう。また無料で止められる公共と施設の駐車場に停めておけるかもしれませんが、、、夜間はどうするのか。料金のことよりも、危険対策ができるのかどうか。
車上生活は成り立つのかー安全
住所がなくても大丈夫な収入源があり、違法駐車しなくてもよい場所があればなんとかなりそうではありますが、違法行為にならないようにすることと安全確保などで、相当な気苦労がありそうです。
それを考えると気楽に現実的とはいえなさそうです。