【ODRピックアップ】20151006 トムクルーズに憧れて
最近の我が家のブームのセリフは、「ベンジー!オープン・ザ・ドア!ナウ!」
TVのCMでも繰り返し流れたので知っている人は知っているミッションインポッシブルの最新作「ローグネイション」のシーン。離陸する飛行機の窓に素手でしがみついたトムクルーズが叫ぶアレです。同映画は、米国スパイ組織の秘密部署が世界の陰謀に少数精鋭で立ち向かい陰ながら世界平和を守る設定。私は陰謀論者ではありませんが、見終わると、なんとなく世界がそんな風に動いているような気がしてしまいます。
スパイといえば、少年時代は、愛読書「冒険王」の特別付録についてきたスパイセット。冒険王 - Google 検索
水に入れると溶けてしまう暗号メモ、ウソが見抜ける眼鏡、ペン型の懐中電灯など、今にして思えばどれもスパイには使えそうもありませんが、当時はこれが欲しくてお小遣いを貯めて買ったものでした。
それくらい「スパイ」という職業は、TVのカッコいい描写のせいで、男子の密かな憧れになっていた筈です。(因に、「スパイ」なので、”スパイを目指していることを他人にしられてはいけません”から、友人同士も口外せず今にいたり、誰がそうだったかは知る由もありませんw)
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映画の世界は、格好いいですし、恐らく主人公は死なないので、どんな無茶でも大丈夫。逆にいえば、現実世界ではスパイの実際は想像できない。想像できないので、恐怖感がわかない、いやわかなかったのですが、最近の複数の事件は、背筋を伸ばしてしまうような事柄が多い。
米国CIAに所属していたエドワードスノーデン氏 エドワード・スノーデン - Wikipedia
は、「アメリカ合衆国や全世界に対するNSAの盗聴の実態と手口を内部告発し」、現在は、ロシアに滞在、米国からは情報漏洩罪で指名手配を受けています。本当にスノーデン氏が重要な秘密を握っているとすれば、米国は映画のように、”口封じ”に走るのか?ロシアとの情報戦が行われていると推測されます。
さらに9月末には、中国で3人の邦人がスパイ容疑で当局に拘束されたようです。
【中国邦人拘束】外務省報道官「日本側に状況を通知した」 北京で1人、スパイ容疑での拘束情報も - 産経ニュース
詳細は明らかにされていませんが、領事館からの担当者が本人たちの健康状態を確認するために面会したとされていますが、”拷問”などの言葉も報道やブログに出てきており、映画の荒っぽいシーンが想起されてしまいます。
中国では、反スパイ法が制定され、国家の安全を脅かす可能性のある行動を合法的に取り締まれるようになっています。「広東省広州市では外国人に軍の内部発行誌を渡したとして男性が逮捕」された事例もあり、外国人夫婦が行方不明になっている例もあるので、映画なんてふざけていられないかもしれません。
中国「反スパイ法」制定 過剰な警戒感と強まる締め付け WEDGE Infinity(ウェッジ)
実は12月にとある国際会議で中国にいくのですが、これらは、ニセモノ商品などにも関連する会議なので、そうした実態を探ったりする必要があります。友人からは、いかないほうがいいとアドバイスされていますが、仕事なので。。。
前日飲み過ぎで乗り遅れる作戦でサボろうか?