半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】20160802 ツールドフランスの集団走行と自動運転との関連

【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】20160802 ツールドフランスの集団走行と自動運転との関連

 

ツールドフランス2016が終わってしまいました。イギリスのクリスフルームが2連覇3度目の個人総合優勝、スロバキアのペテル・サガンは、5年連続のポイント賞とステージ3度の勝利を獲得し、日本人選手の新城幸也は、2度目の敢闘賞を受賞。途中大きな落車事故やハプニングもありましたが、7月2日からの3週間は夜が楽しみで、衛星放送TVの前に釘付けだったのは、あまりドラマを見ない自分としては珍しいことでした。しかし、寝不足です。。。笑

 

ところで、ツールドフランスというレースは、21日間に渡りアルプスを含むフランスを自転車で旅するように走るレースです。勝敗は、毎日のレースの着順と、総合タイム、獲得ポイント(スプリントポイント)、山岳ポイント(山登りレースのポイント)、新人賞ポイント(25歳以下)で争われます。ポイントは、あるチェックポイントの通過順に与えられ、総合タイムも全レースを通しての合計なので、毎日のレースを勝たなくても、例えば得意のコースで大差を付けてしまい、あとはライバルと同じような時間にゴールすれば、総合優勝やポイント賞を獲得できます。もちろん実力がないととれないようになっていますが。。。

その結果として、牽制しあいながらゴールを目指す形になり、有力選手は大集団を形成して走ることになっていきます。この大集団が、Pelotonという名称で呼ばれ、放送ではこのPelotonの動きを着目していきます。

 

以前にも、物流は重要ということで何度も取り上げていますが、

www.odr-room.net

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自動運転は、物流トラックの分野で本格化してくる気配があります。

jp.techcrunch.com

この記事の中で、Peloton Technologiesによる「プラトーン走行」技術が取り上げられています。すなわち、自動走行のトラックを、燃費と速度の適切なスピードで走行させ、しかも、短い車両間隔で隊列を組んで、空気抵抗を減らしていけば、より燃費効率も向上し、大きなコスト節約が達成できるというものです。

物流トラックの集団走行といえば、映画Convoyを思い出します。

www.youtube.com

 

もちろん、トラックの自動運転化は、多くのトラック運転手の職(米国では160万人、日本は90万人)を奪い、道中の彼らを充てにしたドライブインの飲食店やガソリンスタンド、宿泊施設などのビジネスにも影響を及ぼすでしょうが、燃費効率、事故の減少、ドライバーの高齢化などへの対策の効果とも併せて考える必要があります。

 

運送業だった父親の言葉、

オマエらがコンピュータで何を効率化しようが”物流”はなくならねぇ

は、確かに物流はなくならないのですが、”運転手”を無くすことは想定していませんでした。

 

「この未来」は近いのかな。オヤジよ。。。