【つれづれ】20161011 車内アナウンス過剰
9月の後半。通勤に使っている電車で人身事故が起こったと速報が入って来ました。最寄り駅の一つ隣。確か先日も同駅で事故があり、帰宅できずに事務所に宿泊しましたが、同じ駅でそれほど起こるとは。。。早めに防止の設備を設置できることを期待しています。
同日。昼間の事故の影響によるダイヤの乱れが解消されたかなと思っていましたが、少々遅くなった帰宅の22時。ホームに向かうと、同じ路線の別の駅で人身事故。大幅にダイヤが乱れていました。
人身事故が多い日があります。新年度、新学期だからか、給料日だからか、はたまた未払い年金の回収取り立てが強化されたからか。怪我をされたり、なくなられた方がいる場合には、遅延にいら立ちつつも、家族などの心痛を思うと、なんとも言えない気持ちになるものですが。。。
電車が遅延すると、仕事やプライベートに様々な支障が出るのはわかります。イラついた乗客は、振替輸送などの情報を求め、駅員さんに殺到しますが、それに混じってクレーマー的な人々が現れます。しかし、鉄道の設備の不備ならまだしも、意図的な人身事故まで、クレームされ、詰め寄られ、責任追求され、文句のはけ口にされるのは、あまりにも理不尽。大抵は、いい大人 ー というか私くらいの中年男性 ー が多いように見えるのは、こちらの肩身も狭くなってしまいます。
駅員さんたちも仕事とはいえ同じ人間、会社員です。限界もあります。
この日も、Twitterなどを見ると、たった一時間程の間に、路線で多くのクレームやトラブルが頻発した模様。
複数の駅で、乗客同士のトラブル、駅員への暴行、その影響で乗客転落、窓ガラス破損などが起きて更に混乱したようです。これらはみんな我慢できない乗客のせいか。。。
混乱の中、発車を待っている車内には、車掌さんのアナウンスが大音量で流れています。
- 遅延のお詫び
- 事故があったこと
- 前に電車が詰まっていてすぐに発車できないこと
- 振替輸送を実施していること
これらは、停車中の電車内で、ホームで、くり返しくり返し、大きな声で、流れて来ます。
3回目のアナウンスくらいからでしょうか。うるさいと感じ始めます。いらいらしてきます。さっきまで、仕方ないなと思っていたのに。遅延の責任は鉄道会社にはないなと思っているのに。
私は何度も聞いていますが、今まさに、構内に入って来た人には、この内容を伝える必要があるのかもしれません。でも。
過剰ではないかと感じます。
アナウンスの声にも、”伝えたい”感に混じって、”文句言うなよ”感が漂ってきます。
説明にいら立つ。トラブルがトラブルを呼ぶ。過剰に侘びると、攻めたくなる。イジメの心理。
少しゆっくり目に、余裕を持って、自信を持って、静かにアナウンスするのを試してみてもらいたいな。。。