半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

【半蔵門ビジネストーク】20171019 どーでもいいところでの取り締まりでかえって交通法規が乱れている(ような気がする)

【半蔵門ビジネストーク】20171019 どーでもいいところでの取り締まりでかえって交通法規が乱れている(ような気がする)

 

高速道路の追い越し車線停車が引き起こした痛ましい事故については、既に報道やブログでも書かれているので意見等は書かないが、最近特に、車の運転マナー違反、法規違反が多すぎる気がしている。件の事故も、元はと言えば、サービスエリアの通行路でのマナー違反の駐車が原因となっているが、類似の状態は街中でも目につくのだ。

 

マナー違反が目につく

例えば、

 

(1)高速道路の逆走は随分以前からちょこちょこ起きていたが、報道から最近は頻繁になっているように感じるし、(違反)

(2)対面交通の道路での右側停車については、以前にもブログで指摘したし(違反)

www.odr-room.net

(3)バスなどが停車しているときに、バスの後ろを走って来た車、即ち、停まるべき側の車が先に対向車線にはみ出してくることも多いし、(マナー)

(4)駐車する車が、路肩に寄せきれずに車線の真ん中に停めてあり、(マナー)

(5)大きな交差点で右折用の矢印信号が出ているのに直進する車も多い。(違反)

 

前から思っていたのだが、時々見かける「こんな小さな違反を待ち伏せで取り締まらないでいいよ」的外れな交通取り締まりがこうしたマナー違反、違反の遠因となっているのではないだろうか?

 

例えば。

そんなところで取り締まり?

 

ウチの近くの立体交差の測道は、大きな交差点になる手前に小さな信号があり、立体の下を横断する小さなトンネルがある。これは、非常にわかりにくいのだが、右折禁止となっている。

f:id:emandai34:20171017221340j:plain

つまり大通りを進行してきた車は、①で測道に入る。するとすぐに信号があり立体の下にトンネルがあるが、ここが右折禁止②なのだ。しかし標識が判りにくくここを右折する車は非常に多い。地元民でも右側のエリアにいきたい人は多いのだ。反対から来た場合の⑤でも、道路の反対エリアに来たい人は右折できず、点線⑤のルートをとおることになる。

 

ここで嫌らしいのは、POLICEが測道の更に裏道に待機して、②で誤って右折する車を取り締まっている。よく違反切符を切っている場面に遭遇する。「こんな小さな違反を待ち伏せで取り締まらないでいいよ」である。

そして、こうした取り締まりはクチコミで伝わるので、ここでの違反は減ってくる。

やれやれよかった。。。。

ちがうだろーーーー!!

 

取り締まられないなら守らない

(2)〜(5)もこの周辺で頻発しているのに、取り締まられているところは見かけない。

こうなると、みんな、”あまり危険ではないが取り締まりが頻繁なトンネル下の右折禁止”の箇所ではマナー、ルールを遵守するが、”より危険が大きい”(2)〜(5)は守らなくても事故にならない限りは問題ないと思ってしまう。

 

こうして、道路法規はじわじわと乱れて行き、もしかすると、やがては大きな事故に繋がる問題となるかもしれない。ちょっとした注意がきっかけとなった冒頭の悲惨な事故のように。

 

かくしてマナー違反にイラつく

おまわりさん。

取り締まりやすいところじゃなくて、取り締まるべき取り締まりをお願いしますよ。

 

北風が吹けば桶屋が儲かる的なことかと侮るなかれ。

 

    アフリカの蝶の羽ばたきがアジアで台風を起こす。

 

という主旨の諺もあるのだ。