【半蔵門ビジネス雑談】20180309『仲裁とADR』への寄稿目次
現在、取り組んでいる業界誌「仲裁とADR」のODRに関する原稿の目次が出来上がった。論文は苦手。大学の論文も何度突き返されたことか。トラウマだ。
実用化フェーズに入るODR(Online Dispute Resolution)
はじめに
I.歴史、経緯
- 起ち上り時期
- 実験期
- ベンチャー期
- 組織的取り組み期
II.ODR技術の種類
1.「コミュニケーション技術」
2.「データ管理・共有、手続きコントロール技術」
3.「相互連携技術」
(1)越境紛争のためのデータベースの課題
(2)言語
(3)データ交換
Ⅲ.実験から実用化、投資、企業統合へ
1.申し立てのオンライン化
2.電子商取引 — 少額紛争、越境紛争
3.特定分野のODR
(1)Divorce.com
(2)Smartsettle
4.統合的プラットホーム・システムの試み
5.開いた市民法廷
(1)Sidetaker 世界のみんなに決めてもらおう
(2)Reputation System
6.欧州のODR規制
7.言語圏提携
8.ツール
(1)書面生成ツール
(2)さらなる新技術
9.早くも統合の事例
10.ODRがサービスに組み込まれる
(1)新しいツールベンダー
(2)ODR組み込んである一般サービス
Ⅳ.ODRの国際会議
1.ODR FORUM
(1)「ODRは裁判を助けるか/ODRと裁判の関係はどうなっていくのか?」
(2)裁判のODR化の姿3つの姿
- ODRは裁判と統合される
- ODRは裁判と競合する
- ODRは裁判の事前手続となる
(3)どのように統合されていくのか?
(4)デジタルデバイド
(5)ODRはLPR(Legal Process Re-engineering)となりうるか
Ⅴ.日本、アジア圏でのODR
(1)シロガネサイバーポール
(2)越境消費者センター(CCJ)
(3)ADR機関など
(4)育成
(5)ODR未成熟の要因は?
(6)アジア
Ⅵ.ODRビジネスモデルのジレンマ
1.紛争発掘ツールとしてのODR機能
2.紛争防止ツールとしてのテクノロジー
(1)マレーシアのタワーマンションで採用されたHigh Riseは、住民専用
(2)Reputation管理
おわりに
ということで、原稿はまだ道半ば。3月の締め切りにはなんとか間に合わせた。数回の校正を経て5月ごろ最終入稿を目指してコツコツやっているところ。
(はてな1083記事)