折れる心【半蔵門ビジネス雑談】20180926
金曜日まで元気に快活に快調に仕事をプログラムをしていた人が翌週の火曜日頃会社にこなくなってしまうなんてことがよくある。
五月病といわれたりもしたが、月曜日よりも火曜日や水曜日にそうなるケースが多い(ような気がする)ことは以前に書いた。一度なってしまうとなかなか抜けだせないと聞く。回復して大丈夫だと本人も周囲も思っていてもまた再発してしまう。心が折れやすくなっている。
雇用あるいは派遣契約で受け入れている側からは、病歴を開示すべきだとか予測できたはずだとか派遣すべきでなかったとかのクレームをいいたくなるし、そういう話はよく聞く。
しかし、実務的には病歴を開示するのはプライバシーにあたる情報なので本人が言わない限りは開示できないし、すべきでもない。派遣する場合にも医師の診断で仕事をして大丈夫という許可があればそれをあえて通知する必要も義務もない。
過去にそうだったから、そうなったことがあるからといって、再発する可能性があるとしても、それを最初から懸念してしまったら、一度心が折れてしまった人は2度と復職できないことになってしまうだろう。
では、受け入れ側としては仮にそういう人が派遣されてきて、再発してしまったときに、何も主張できることはないのだろうか。
派遣契約の場合、特定個人は指定、指名できず、特定のスキル(の人材)を派遣してほしいのだから、交代要員が手当てできて派遣できればそれでいいのだが、派遣できなかった場合には。契約解除権があり、損害賠償も請求可能だろう。
また、交代要員がきても、再教育やすぐに機能できない場合やその結果スケジュールに遅れが生ずる場合もある。この場合も、代替要員が機能するまでの費用やスケジュール遅延によるコスト増があれば損害賠償に問える可能性もある。
要検討。