引き継・・・がない【半蔵門ビジネス雑談】20190402
米国のドラマなどで、会社員がクビを言い渡されるシーンがある。
You are FIRED!!
Get out of Here!!! NOW!!
そして彼らは私物を入れた段ボールを抱えて出て行くことになる。日本ではあり得ない即日解雇。銃を所持したガードマンが出口まで付いてくることもあるそうな。法的にも認められているので問題ない。それはいいとしても、業務が止まってしまってこまらないのだろうか?我々なら必ず業務の引き継ぎを行うがその形跡がないことが多い。
ドラマだから省略されているのか?
どうやら、そうではなくて、実際に引き継ぎはないそうだ。むしろ引き継ぎでやり方を踏襲するのは「新しい風」を阻害するから、いかに前任者と異なることをやるかを問われるのが米国だ。
引き継ぎプロセスがあるということは、その業務を引き継ぐ人がいる、つまり後任者が決まってから前任者が去るという手順でなければならないが、突然の解雇の場合は、後任者がいない、つまり引き継ぐ相手がいないということで、それが普通だという。
仕事を引き継がない。
だからこそ画期的な革新が生まれやすいとも言える。
一方、日本では、4月は人事異動。そして引き継ぎの時期でもある。