名刺を2枚と身分証【半蔵門ビジネス雑談】20190701(1560)
某大手法律事務所では、オフィスビルへの入館時、
「名刺2枚または身分証を」
と要求される。
いうまでもなく身元確認のためだが、身分証はわかるものの、名刺2枚は初めてだったので、出すのに手惑いそのあともしばし考えてしまった。
よく展示会などでそれはあった。ただ目的は、主催者が1枚を今後の営業用にキープし、1枚を透明なホルダを渡してそれに名刺をいれてぶら下げて身分を明示するというものだった。これはセキュリティ面と同時に訪問する展示ブースの接客者にわかるようにするもので、やはり営業要素が強いものである。
今回は企業体への訪問で、2枚は目視確認のみで返却してくれる。名刺をキープするのでもない。身分の明示と入退室を確認するために別に入館証を渡され、退出時には面談者のサインが必要となる。
名刺は確かに1枚だと誰かの物を悪用できる。なりすましが簡単だ。そのため写真入りやイラスト入りの名刺を作る人もいるが、それはそれでコストもかかるし、名刺に写真をいれることに抵抗ある場合もあるので、それほど普及はしていない。
身分証を出すのは抵抗ない人も多いだろうが、例えば免許証を出すほど一般の企業体のオフィスに入るときに厳密な審査を、されるほうも、するほうも、大袈裟感を感じてしまうのだろうか。
名刺2枚はリーズナブルなバランスかと思う。
(はてな記事 1560)