プロによるボランティア ー 雑感【半蔵門ビジネス雑談】20190815
ある会合で、ある分野のプロが自分の業務分野の業務をボランティアで(無償で)やっていると言っていた。それは社会的にも意義のある仕事であり、それを無報酬で提供するのは、しかも、本来なら稼げる仕事を、ボランティアで提供するという。
社会的意義があり、自分のスキルが有効に活かせて、それによって利用者には感謝され、よい世の中を作る。。。。
美しいじゃないか。素晴らしいじゃないか。
。。。。
が、まてよ?
ボランティアで無償で提供は素晴らしいが、そのためにもコスト自体はかかっているはずだ。交通費や食事、時間のコストだって発生している。そうなるとそれはどこから出てきているのか?
「だからそれは自分が負担しているんだよ。」
それはそうなのだが、その負担の原資となっているコストは、結局そのプロがプロとして有償で稼いだ分ではないだろうか?つまり、私がプロに報酬を出していたら、その報酬の一部が、ボランティアを通して誰かへのサービスになっていると考えられなくはない。
プロが休日にやっているのであれば、それはいいのかも?
寄付として、寄付金として出しているのならそれはいいのかも?
そんなセコイことを考えてしまった梅雨の日のとある会合である。