レジ袋有料化・考 個人の感想【半蔵門ビジネス雑談】20200730
7月1日より以前から告知されていた通りスーパーやコンビニなどのレジ袋が有料化された。
さっそく、レジで、そのレジ袋で揉めているという。どういう揉め方かまでは定かでないが、
- 有料に腹をたてているのか、
- 「袋をもってないんだから(袋が)いるにきまっているんだろう」という上から目線なのか、
- レジでの流れが変わってしまって戸惑っているのか
実際のレジでのやり取りは、レジ袋を使うかどうか、使う場合どのサイズかを答えるのだが、これまではレジ係の人が適切と思われるサイズを見繕っていれてくれていたのに、有料になった途端、決めなければならなくなった。面倒が増えたわけだ。しかもその面倒には料金が発生する。
別の店では、会計してレジ袋について聞かれないし、なんの袋も入れてくれない。袋は?と聞くと、上に吊るされたサイズを選べと言われる。そこでまた改めて支払うことになる。カードで四千円支払い、袋に四円。。。これをカードで?
たぶん、もめている原因は、3番だな。
いずれにしても法制化は国家方針だし、レジで怒りをぶつけるのはお門違い、顧客の立場を利用した過剰な濫用行為だ。
私個人としては、引き続き有料でもらうことにしている 3円5円くらいの費用は問題じゃない。費用3円は毎日いったとしても、年間で1095円。問題ではないといえる金額だ。
スーパーやコンビニなどにいくのは、会社の帰りか、農作業の帰りの買い物か、など限定される。大抵、そんなときにエコバッグもってない。エコバッグは、あえて家から持っていかないといけない。多分、持ち出すことも忘れそう。
そもそも、有料化の目的は環境問題だ。プラスティック袋の利用を抑制し、ゴミとして投棄され、海などに流れ、自然の動物の死因に影響を及ぼしているレジ袋の利用を削減し、環境への悪影響を減らすことだ。
この点から言えば、自分は普段から、レジ袋は”全部”再利用対象で保存している。まめにこんな風に折りたたんで都度持ち出し再利用している。
利用目的は、
- 自宅でのゴミ袋として再利用、
- オフィスでのゴミ袋として再利用、
- 台所の生ゴミ、
- 洗面所のゴミ袋、
- 各部屋でのゴミ、
- 子犬のうんち処理袋入れ、
- 農作業時のゴミ入れ
- 書店での袋は、メルカリやヤフオクで販売した場合の送付用の袋として
これらのレジ袋からの転用がなくなると、それ用に別の袋を買うことになる。
誓って、そのまま道端や川、海に放置することはありえない。
むしろ、無料でもらえないよりは、有料でももらえたほうが生活リズムを崩さないで済むのだ。
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この話は、前職の会社での、コピー機への裏紙利用奨励をしていた老顧問を思い出す。
彼の施策は、紙代を節約し、裏も使える紙をコピー機で裏紙として印刷に使うというものだったが、コピーメーカーとしては裏紙の利用は故障につながるので推奨していなかった。結果、よく壊れることになり、保守サービスコールをすることになる。裏紙利用による節約は、10000枚やっても、数百円で、保守サービスコールは1万円以上で、経済的には無意味。みんなの心に節約という名の、負担とセコさと裏紙警察の登場というささくれを残しただけだった。
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レジ袋有料化自体にはなんの反論もない。エコバックを使う人は使えばいいし、有料化されたレジ袋をもらうのなら3円で購入するでいいと思う。環境問題の議論ならわかるが、それ自体の議論は不要だ。