これから話す人が本人かをどうやって確認する?(メルカリの場合)【半蔵門ビジネス雑談】20210112
以前に書いたオンラインでの本人認証で、まだアプリケーションにそうしたプロセスは組み込まれていないと書いたが、
先日、メルカリから通知されて実施するように推奨された本人認証はそのプロセスが組み込まれた例第一号だ。
これはスマホで専用のプロセスで行う。
- まず、免許証の写真を表、裏面を撮影する。
- 続いて、免許証の写真と同時に本人の写真を撮影する。この際、免許証をかざす位置が示されて、顔写真が枠の中に入るように撮影する。うまく撮影できないとやり直しになる。
- 続いて、免許証の厚みがわかるように撮影する。ただのコピーではないことを示すためだろうか。
- さらに、本人がリアルタイムで撮影しているかどうかを確認するために、動作を指示される。うなづいて、とか、左を向いてゆっくり正面を向く、とか、まばたきをする、とか。瞬きはうまく認証されず、他の動作でOKになった。
- その後、文字情報で氏名、生年月日、住所などを入力。
以上が本人確認。
写真の本人と証明書の写真が一致しているかどうか、その証明書がただのコピーでないかを厚みで確認、また、本人が動画録画等でなく、今カメラ前にいるかどうかを動作指示で確認、と、キチンとやっている。今後このような機能が組み込まれてくるのは間違いないだろう。