「家族より会社」じゃなくなりそうか【御散歩雑談】20210820
ずっと昔。1994年頃だったか。
ノベル社のスクール担当だった時に、研修でソルトレイクのノベル社へ1週間くらい訪問した。研修の合間の休日にノベル社の副社長とゴルフをすることになり早朝にゴルフ場へ。すると副社長はこなくて部長と事業部長がきた。
「副社長はこられない。なぜなら、急に息子さんとでかけることになったから」
日本では考えられない理由だったが今となってはそれが普通なことだと理解できる。
日本では今でも逆のほうが多いのだろうか。
「ごめんな。お父さん会社の人とゴルフだから約束していたキャッチボールできない。。」
家族にとってあなたの代わりはいないのに。
コロナ禍での日常生活の変更が始まってもう1年7ヶ月。家にいる働くお父さん、お母さん。
以前なら、休日朝から晩まで出掛けてしまう家族の誰かがいただろう。今や、息子、娘、お父さん、お母さん、それらも家の近くで済ませている。友達とはネットでコミュニケーション。結果的ではあるが、家族と会社どちらかを物理的に優先しなければならない時の選び方が明らかに変わってきた。
でもまだ価値観によるものでなく、あくまでコロナ禍の「外圧」かもしれない。それでも、置いていかれる側にとっては大きな大きな変化の兆しだ。