ロケスタッフ経費削減は多分こうしている【御散歩雑談】20210823
最近継続的にみている番組がない。TVがつまらんと次女が見ているYoutubeのチャンネルでひとしきり笑う。TVをつけてみると芸人によるロケ番組をやっていた。地方に行ってバスで回りながら地元の食事どころを探していくほのぼの系。ロケ地は千葉県だった。これはこれ。
その2日後。別の局の別番組、別の出演者で、地方を車で数時間で回る企画。ぼんやり見ていると既視感のある場所だ。あれ?千葉県だな。最近見たことあるな。なんだろう。そうだ。2日前に見たあの旅番組。ロケ地が同じだ。ほとんど同じ。
気がついてみると、この2番組に限らず、2〜3日開けて別局で同じようなロケ地での別企画がちょいちょいあるようだ。
ふと閃く。
これはもしかすると、制作費も苦しくなっているTV番組制作会社が、ロケスタッフ側の会社に価格を抑えてと頼み、背に腹は変えられないロケ会社は、例えば千葉ロケがあると、他局の別番組に、
「何時いつに千葉ロケがあり、こういうところを回りますが、そちらの番組で何か企画があれば乗りませんか」
と売り込んでいるに違いない。1ロケで100万かかる場合でも、50万にねぎられて、別局から50万で同じロケ地の別企画をやれば、発注側は経費削減、ロケ側はなんとか売上が確保できるということではないだろうか。
同じロケ地で「パクリだ」、なんている噂も聞いたことがあるが、こういうカラクリなのかもしれない。
と、気がついて、少しその業界に詳しい次女に自慢したら、
「ああ、それは前からあるかな」
と一蹴された。
どの業界も厳しいが、そこに工夫あり。