ネット初買【たまプラビジネス余談放談】20220113
大晦日に妹と入れ替わりで実家から戻って新年は自宅で迎えた。遅く起きると家族は檀家のお寺の初詣参拝者の対応に駆り出され昼間は何もすることがなくなってしまった。TVもあまり観る気がしないので自室で年賀状を見て整理したり、ラジオを聴いたり、ネットニュースを見たりしていたが、手癖でついついECサイトを開いてしまった。
- ワイヤレスイヤホン
全く買う気はなかったし、欲しいものを検索したりもしていなかったのだが、目に止まったのはワイヤレスイヤホン。しかも安いやつ。4000円程度。なぜかWeb会議で使おうかなと閃いてしまい、購入。翌日配送されたので早速試す。ブルートゥース接続もスムースに音が聞こえてきた。低音は思ったより鳴っているが、やはり値段相応の音。まあー仕方ない。娘に言うと、「私の3万だよ。安物買いだね」と嘲笑された。しかし、しばらく聴いているとなんだか耳に馴染んできた。使えなくはないと自己満足的確信。
調子づいた。
- サポーター
続いて「そういえば」と腹部を締めるサポーターを探す。麻痺により左右のバランスが崩れた腹部の筋肉を支え矯正するためのものだ。これまた適当なのがあったのでポチ。
翌日届いた。今のネットは、と言うか物流はすごいな。近所の新聞配達店も新聞の需要がネットへ移ったせいか、宅配に参入している。おそらく新聞より経済的には効果があるだろう。大手宅配に負けないくらいの回数で我が家には登場している。
さてますます止まらない。
- カーディガン
そうだ。部屋着でも着られる少し厚めのカーディガン的なニットジャケットが欲しかったのだ。ほんとはバナナリパブリックかL Lビーンのがいいのだが、どちらも2万近い。試着しないでネットで買うのは心配だな。ここはAmazonのメイドインチャイナでいこう。翌日到着なら越境の物流トラブルもない。これは5000円でネイビーの裏起毛のあるのをポチッとな。
「初買」というのは子供の頃からちょっとワクワクしていた。実家では母や叔母が1日の夜からソワソワし1月2日(1日の朝ではなく2日の早朝だった。初買なのになぜ2日なんだろう?と子供心に思っていた)の早朝まだ真っ暗な市内の目当ての店に並んでいた。地方とはいえ、日本経済が上り調子でその勢いは地方の市にも波及していた。実際に行列もできて先頭に並んでいた人はなんでもいいから品物を持ってレジに一番に並ぶのを競っていた。会計の先着10組くらいに豪華な景品。。たとえば洗濯機とか冷蔵庫、旅行などがプレゼントされた。それでも店としては元がとれたということだ。注目するべきは、「初買」という消費者側主体の言葉が使われていたこと。今では、売り側の言葉「初売り」というのが押し出され、消費者は多く並んではいない。そんな早朝から店を開けてもいない。世代の違いもあるが、初買するよりブラックフライデーでネットで買った方が効率的なのだ。
ワイヤレスイヤホン、気に入ってしばらく使っていると「Low Battery」とアナウンス。充電しなくては。ところが数時間おいても充電されない。不良品か?娘の「安物買」という言葉がよぎる。Amazonのサイトで不良品申請をしようとしながらもう一度見る。よ〜〜〜く見ると充電端子部分に絶縁のカバーが掛かっているではないかい。それを剥がすと充電できた。
衝動買いに衝動返品。ネット時代のよくある落とし穴。落ちなくてよかった。