半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

設立記念シンポジウム

設立記念シンポジウム【たまプラビジネス余談放談】20220218

 

当社がODRの会社を作ってから14年、本日は日本ODR協会の設立記念シンポジウムがオンラインで開催される。

2月18日(金)設立記念シンポジウムを開催します - 日本ODR協会

主催は日本ODR協会で、海外の先駆的なODRの研究者であり実践者であるお二人の方からオンラインで海外の諸事情についてのご講演が行われる。 お一人は、ODRのシステムとして先駆的であり年間6000万件の紛争をオンラインで処理しているeBayのResolution Centerを立ち上げたColin Rule氏。現在はMediate.com の代表であり、 他にも国連のUNCITRALを始め、同分野に関するリーダーとして活躍しておられる。ホログラムで登場するそうだ。この技術も将来のODRの姿の一つかもしれない。

 

私がColin Rule氏と最初にお話ししたのは2008年の2月、経済産業省の調査プロジェクト(事務局は、一般社団法人ECネットワーク)担当者でアメリカを訪問し、東海岸のボストンから西海岸のカリフォルニアまで当時のODRに関する先駆的な方達を訪問してお話を伺ったときだった。 当時ColinさんはeBayとPayPalのODR関連のディレクターであり、ODRに関わったばかりの私にとっては非常に刺激的なお話をしていただき、その後の調査や日本での試験的試みの参考となる方々にもご紹介いただいた。それまでの多くの諸先輩のODRに関する先駆的な活動に加えて、これも日本でのODR推進のきっかけの一つになっていたのではないかと思う。 帰国後の4月、私は当社ODR Room Networkを設立して現在に至っている。

 

プログラムを見ると、基調講演の後は日本でODRを推進していく立場の専門家の方たちによるパネルディスカッションが行われ活発な議論がなされるようだ。政府でもODRを推進するためのプロジェクトや方針等が出されているが、日本でのODRが進んでいく兆しが、現れて具体化されており、関わってきた者の1人として大変感慨深いものがある。 本日はオンラインで参加となるが、内容についてはまた機会を設けてブログで報告したいと考えている。

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