二番目に好きな曲【御散歩雑談】20220225
一番好きな曲は何か?と問われる。時によって変わるが、まあスラスラと答えられる。好きな曲というのは、今聴きたい、聴いていて気持ちがよい、寝る時にも聴きたい、という感じか。”歌いたい”というのは入らない。これだと歌詞があるものに限られてしまう。エリックサティの「グノシエンヌ」が一番のこともあるのでそういう選択基準になる。少し前は、Blind faithの「Can't find my way home」だった。その前は、フジファブリックの「若者のすべて」だったり。ちなみに今日、今この時だと、「真夜中のドア〜Stay with me」だ。松原みきさんよ、永遠に。
♪♪🎶
先日のラジオで、二番目に好きな曲のリクエスト特集をやっていた。余談だが、この質問は、中学時代の「誰が一番好きか?」という問いを思い出させる。好きかというのは異性のことだ。思春期真っ只中。ときめき、夢想し、アホなことを考える。時に大胆なことをいうが、ものすごく傷つきやすい時期だ。 そういう時期だった。一番好きな人はいた。しかし、それを仲間内の秘密とはいえ公開してしまうといずれバレる。バレると本人にも伝わる。その結果、反応によってはがっかりする可能性もある。そうなったら立ち直れない。という小心者であるがため、一番の人を一番といえなかった。その結果、二番目に好きだという位置付けで友人同士公開した。すると相手も二番目に自分を挙げてくれていた。その結果、「第二の両思い」ということで仲良くなった。しかし、「第二」だ、双方とも第一がいる想定なので、つきあうことにはならなかった。思えば相手も実は第一だったのではないか?と勘ぐると今でも切ない想い出である。いつか本当のところを聞いてみたいが、忘れていたらまた凹みそうなのできっと聞かないだろう。余談だが。
♪♪🎶
ということで、二番目に好きな曲だよね。なんだろうか。これも沢山ある。いずれも、ズタボロになった時に助けてくれた曲だ。実は、本当はこれらが一番好きなのかもしれないが、一番に挙げてしまうと固定化してしまう気がしてコロコロと変えられなくなりそうだ。だから第二の両思いと同じように照れ隠しも含めて二番目に好きな曲。。。ということで。
平原綾香のJupiterは、珍しい病気で大きな手術をし数ヶ月入院した病院のベッドで、丁度この曲がTVでもよく演奏されていた。病気慣れしていなくて、正月も病院で過ごし、一人の病室で絶望感に浸されていたときに、「意味のないことなど起こりはしない」というフレーズに支えられた。
TOTOのAfrica、Jimi HendrixのThe wind cries Maryは、心地よいゆったりリズムで疲れた時に脈拍を安定させてくれた。
桑田佳祐のいつか何処かでは、サラリーマンだったころ戦いに近かった仕事帰り、カラオケでの十八番だった。あの時ああしていれば今は違うところにいたのかもしれないと逃げ出したい気持ちを繋ぎ止めた。
BeatlesのRevolution No.1は、理想のバンド演奏のイメージ。 イントロを始めたけれどもタイミングが合わなくてもう一回やり直し、そして生ギターのリズムにエレキギターのリフが絡んでくる。 シングル版みたいに早いテンポでないところが良い。小さいライブハウスで演奏している自分をいつも想像していた。こうしてみるとゆったりビートの曲が好きだったんだな。
♪♪🎶
二番目に好きな曲は一つには決め難いな。だから結局一番好きな曲が沢山あるということだ。でも、そうなるよね。決められない。