レンタルサーバー値上げの原因【たまプラビジネス余談放談】20230614
電気料金の値上げニュースを初めとするインフレ基調で値上げが進む中、この4月からドメイン料金や、レンタルサーバー各社の値段が10〜50%の割合で値上げされた。既に一部のお客先にはアナウンスして了承いただき新しい価格での更新をお願いしている。同じく自社でレンタルしている社内用サーバーも20%の値上げがアナウンスされた。社内用は客先に価格転嫁できないのでこれはこれで打撃的だ。なぜ集中してきたのか。
各社ともにほぼ共通している理由としては、
- 半導体や各種原材料の世界的な供給不足
- それらに伴う「調達価格の高騰」
- 「物流コストの上昇」
- 「円安の影響」
が挙げられている。
いずれもコロナ禍以降その他の価格変動の理由として挙げられてきたもので、ついにレンタルサーバーにもその影響が及んだということか。さらにこれらに加えて燃料輸入価格が上昇し、電気料金も値上がりするので、今後とも値上がり傾向は続くと見込まれる。自前でサーバーを国内保有している事業者と海外サーバーをレンタルしている事業者があるが、前者では、部品調達価格の影響によるサーバー本体そのものの調達価格、電気料金価格の変動に注意することになる。後者は、それらに加えて燃料価格の影響、為替の影響なども注視しておかないといけない。
”値上げしません”とアナウンスしている事業者もあるが既に値上げ済みなだけだな。