住所はもうわからない【御散歩雑談】20230922
亡父の一周忌の法要を行うので参列者を確定するために親戚に往復ハガキを出そうとしたところ住所が半分以上わからないことが判明した。
電話番号はわかるのだが住所を把握していない。年賀状を取りやめた御宅も多いし、喪中になったきっかけで年賀はがきが見当たらなくなってしまったりして住所がわからなくなる。家電(いえでん)を廃止すると電話帳にも掲載されなくなるし、セールス電話が煩わしくて掲載を断ったりする場合も多くなっている。そして住所がわからなくても、SNSでメッセージやファイルで案内を送ったりもできるのであえて調べなくてもよくなっている。結果として住所不明でも問題なし!となってしまうようだ。
田舎なので親戚の住所はある程度は電話帳で判明したが、やはり未掲載の家も多くて、知っていそうな他の親戚に聞いたり、最終的には本人に電話して教えてもらうことになった。そもそも疎遠にしていて久しぶりに電話するので名告るのも、もたもたする。「ご無沙汰してます。XX(父の名前)の息子です。」というと向こうも「あ?ああ〜〜〜えいちゃん?(子供時代の呼び名)」とおっかなびっくり。きっと顔は幼少期の映像が浮かんでいるに違いない。
訪ねていくことも減ったし、連絡は電話やSNSでとれるし、盆暮正月の挨拶にわざわざいくのもお互い煩わしくなりつつある。そもそも叔父叔母も亡くなっている場合も多いし、従兄弟との連絡もとっていない。
デジタル化が進んだ。そういえば姪っ子の結婚式案内はメールにWebサイトのアドレスが送られてきたのだった。
住所が必要になるのは冠婚葬祭だけになっていくのだろうな。
良し悪し。