【ODRピックアップ】20150814 争いを回避するロボットの作戦
小さい頃、近所には1人や2人はいじめっ子がいました。体が小さく前から1番目か2番目が定位置だった私は格好のターゲット。登校は集団登校なので、いじめっ子も登校メンバーでしたが、必ず複数人の目がありましたし、リーダー格の高学年女子もいて安心でしたが、問題は下校時。一人になる事も多く、いじめっ子に見つかると半べそかいて帰宅するまでいびられたものです。そんなときの回避策はどうにか知り合いの上級生を見つけること。そうするといじめっ子は大人しくなることを知っていました。
このノウハウは正しかった!!
パトロールロボットに集団で悪戯するいじめっ子軍団があらわれたとき、このロボットはイジメ係数を測定し、ある一定数値になると、反撃!。。。いやそれはマズいです。
他のロボットが加勢にきて集団に対抗!!。。。それもまずい。ロボットは人間をキヅ付けたりしてはいけません。ではどうするのか?
日本の研究者によって組み込まれたアルゴリズムは、「周辺にいる一番身長の高い人のところにいく」でした。これは、その人を子供たちの親などの保護者と推測し、そのそばにいけば、子供たちは、親に注意されるかあるいは叱られるのを恐れてイジメを自発的にやめるという仮定のもと、実際に効果をあげているものです。
子供はロボットを無抵抗としっているから虐め続ける、誰も止めなければエスカレートする、反撃すれば問題になる。。。だから、いじめる人ににらみの効く人の傍に保護を求めるのが最適なソリューションなのです。
無抵抗ではやられ続ける、反撃はよろしくない、保護してくれるあるいは攻撃しないように戒めてくれる人のところに保護を求める。。。
大きいヒントになります。