【半蔵門ビジネストーク】20171201 訪問営業が心に響いて仕方がない
毎日必ず数件はメールでのセールスがある。
投資、オフィス、人材、インターネット回線、融資などなど、それぞれの製品やサービスが複数の会社から売り込まれる。反応してもしなくても、別の担当者から「初めてメールいたします」といって送られてくる。「メール送信の情報を共有していないのか?」とも思うが、そもそも自動化されていて、繰り返し送ってもコストにはならないし、最初は無視されても、いつかは反応があるかもしれないとの判断だろう。
毎日必ず数件は電話でのセールスもある。
投資、オフィス、人材、インターネット回線、融資などなど、それぞれの製品やサービスが複数の会社から売り込まれる。お断りしても、別の担当者から「初めてお電話いたします」といってかかってくるので、「テレアポの情報を共有していないのか?」といったこともあったが、そもそもテレアポ担当者は日替わりで配置されるのだろうし、名簿として流通しているのかもしれない。最初は無視されても、次の日には別の人が電話に出て手応えがあるかもしれないし、いつかは反応があるかもしれないとの判断だろう。
発信する側が便利な分、受信側にそういうことが透けて見えるので響かないし、無視しやすい。これは特に企業側だからだろうか。テレアポの仕事をしている人の体験を聞いていると、個人客の場合には成果が上がっているという話もよく耳にするからだ。
そして、1週間に1度くらい、ノンアポで事務所のピンポンを鳴らしてくる訪問者がいる。
オフィス、人材、インターネット回線、融資はない。投資、保険、オフィスのコーヒーサーバー、お水サーバー、多くは若手の初々しいセールスマン、セールスウーマン。実は数年前、娘たちが就職してから、こうした若手セールスを無下に追い返すのが心苦しくて。笑 そして、まだ、慣れていないでオドオドする様を見ていると、なんだか放っておいてはいけないような気持ちになってくる。
メールと電話の繰り返すセールス、パターン化された量産型セールスに辟易しているせいだろうか。玄関で立ち話だが話を聞いて応答してあげている。以前にも書いたが、このパターンで、証券営業とコーヒーサーバーは見事当社にセールス成功を納めて、今も継続取引をしている。笑
そして先日訪問営業ならではのハプニングがあった。
その日、30分の約束で話を聞くことになっていたのでオフィスで待機していたが待てど暮らせど来ない。やがて次の約束が近づいたので今から来られてもこまると電話したところ上司が出て、
「今日は体調がお悪いそうで大丈夫ですか?」と。
「はい???」
待っていたが誰も来なかったことを伝えると「確認します」ということになった。
そして、後日、担当営業が訪ねて来た。
「先日はすいません!!私、間違えて下の階に行ってしまい、秘書の方が”社長さんは体調が悪い”と言われたので帰ってしまったのですが、言われるまで違うフロアを訪ねたのを気がつかなかったのです。大変失礼しました。」
と、マンガみたいな絵に描いたような失敗談に笑いを堪えられず。。。笑
こんな楽しい営業は久々で、またきてもらうことにしました。
ネットの時代。
訪問営業が心に響いて仕方がない。