【半蔵門ビジネス雑談】20180118 ワインやチーズが安くなる
酒飲みはこういうところに反応が早い!笑
交渉していた日欧EPA(経済連携協定)が投資紛争を分離させて関税を先行させ妥結した。これで、自動車部品や、ワイン、チーズ、夕張メロンや神戸ビーフなどが関税なしで輸出入されるようになり、消費者は其の分が安く手に入るようになる。これで消費量が増えれば双方にメリットのある貿易自由化の効果だ。
KALDIやソニープラザで売っているおつまみになる輸入食材やお菓子なども安くなると思うと頬が緩む。
ワインは随分安いものが入ってくるようになったとはいえ、アマローネなどは品薄もあり、値段も高いままだ。いつもバーゲンを待たないでも入手できるのはとても嬉しい。酒量は明らかに増えそうだ。
この日欧EPAは、こうした消費面だけでなく、ナショナリズム、二国間主義に流れている現状に対して、TPPと並んで自由貿易協定が有効であることを強調するアピールにもなるという。其の方向で関税が撤廃されれば、消費者にとってはいいことだ。ただ国家の収入は減ってくる。でも、其の分輸出入が増加すれば、結果オーライになるのだ。
心配されているのは、欧州脱退後のイギリスがどうなるかだ。せっかく日欧EPAを締結しても、英国離脱後にイギリスに対してその同等の条件がなくなってしまえば、日本にとって魅力がなくなるだけでなく、進出している企業も打撃を受ける可能性がある。
イギリス経由で欧州への許可をとっている金融業などは、英国脱退後に欧州へのアクセスができなくなれば大きな痛手となる。日本は英国に脱退後も維持できるように細かい要望を送っているが、大和証券などはフランクフルトに拠点を変えつつある。
アメリカがTPPを脱退してアメリカ抜きで進めているが、規模の大きいアメリカ、中国などはそれ自体を大きな地域連携であると割り切って、TPP、日欧、一対一路、南米、アフリカなどの固まりで連携協定を結んで行けばいいような気もするが。。。?
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