大統領の器【半蔵門ビジネス雑談】20180827
例えどんな意味にせよ、歴史に残る史上初の米国トランプ大統領、北朝鮮金正恩委員長との会談が開催された。そして、その後に続いた様々な、批判、避難、批評、期待、がっかり感、賞賛etc..
それにしても。
どのような結果にしろ、周辺国や世界情勢に影響を与える可能性が大きいために、これまであれほど長い間、丁寧に分析し、慎重に進めようとしてきた両国の関係だ。ついこの間まで、チビのロケットマンとか耄碌じーさんと貶し合っていたのに、ついこの間拉致された米国人が解放された直後になくなってしまったりしていたのに。
どうして今まで誰もできなかったのに、できたのか?
以前にも書いたことがあるが、トランプさんはこれまでとちょっと異なる
「大統領の器」
だったのかもしれない。
「社長の器」っていうのはよく話題になる。
私の周囲の若手の社長や、ちょっと目立って活動しているベンチャーのリーダーの人たちは、ミーティングや大きな会議でも、「は?今それ言う?」的な、所謂、空気を読まない行動や発言をする人が多いように感じます。同席すると、それを受けて周囲の参加者が嫌な顔や困惑するので、知り合いあるいは紹介者である私がその場を繕うために、説明役にまわったり、最悪の場合は、和ませるためのジョークを繰り出したりして、切り抜けていますが、「なんで私がこの役回りを?」と気がつくと自分の主張を発言するヒマもなく会合が終了してしまっている場合もあり、「少しは空気読んでよ」と思うことも多々有り。
あとで直接その社長らにそれとなく伝えますが、「なんでそんなに憤慨?」みたいな反応でさらにムカムカ!笑
上で書いたような、空気なんか読もうともしない「社長の器」は周囲にも沢山事例があるように、「大統領の器」もあるのだろう。
社長の器がビジネスを動かすように、大統領の器が世界の歴史を大きく動かしていくような気がする。ただ、社長の器の周囲には、多くの番頭さん、参謀、実行部隊がいたように、大統領の器の周囲の、補佐官や参謀、実行部隊がいつかどうかが最大のポイントだ。
この大統領の器は、大きく歴史を動かしそうだ。
よくも悪くも。