半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

株式、融資、ソーシャルレンディング

株式、融資、ソーシャルレンディング【半蔵門ビジネス雑談】20181003

 

ブログを眺めていると結構多いのは金融系。いかにお金を増やすかの体験談だ。失敗談、成功例、うまい話、怪しい話、愚痴などなど。。。

 

手堅い友人は、銀行定期だ!といいますが、その利息は今や年利0.02%ほど。例えば、5万円で半年だと6円だ。そこで、表題のような方法にみんな血眼になる。が、それぞれ必ずリスクがあるのだ。ちなみに銀行定期のリスクはあまりに利息が低すぎること。半年預けて6円ならもしかしたらパチンコのほうが確率がいいかも。とすら思えそう

 

では株式投資ならどうだろう。

例えば、日本郵政(61780 東証)ある日の株価は1237円。5万円だと40株買える。そして、ある日の株価の上昇が10円。40株X10円=400円。0.8%の利回り(日)だ。さらに、配当があればそれも加算される。業績がよくなれば株価はさらに上昇し、利回りはさらによくなる。

ただし、株式は、下落もする。業績が悪化すれば株価は購入時より下がるかもしれない。配当もなくなるし、不祥事が発覚して上場廃止になるリスクもある。その場合は、株式は単なる価値のない紙切れ(今は電子証券なので紙切れですらないが)になる。

 

選択肢2は、融資。

たとえば、企業への融資だ。法定利息は5%。5万円なら2500円/年。10年貸し付ければ25000円。問題は、例として示した5万円の融資を受けてくれる会社はないということだ。金額を細かくしてしまうと多くの人から融資を受けないと必要な資金が集まらない。5千万融資して5%なら250万/年。10年なら2500万だ。

そうなると、資金を持っている人だけの領域になる。5万の資金では参入できない。

 

そこで最近出てきたのが選択肢3。ソーシャルレンディング。

1と2の合わせ技を行える会社が出てきた。

融資先(Y)を探して評価できる能力を持つ投資会社(T)を経由して、5万円の資金を融資したい人(U)が、融資と同じ効果(利息)を得られる仕組みだ。少額の資金を集めてまとめて融資することを行うのだ。ただし、通常の融資とは異なるリスクがある。Uは、Yに間接的にお金を貸すわけだが、Tを経由する。この時、UはTに資金を投資する関係になっている。したがって、Tが倒産したりした場合は、投資金額はかえってこない。また、Yが返済できなくなった場合には、担保で補填される範囲によっては、投資額が全額は回収できなくなるリスクがある。

 

いずれにしても、お金を出す投資先、融資先がしっかりと事業を行えるかどうかを見極める目を持ち、投資でも、融資でも、”自分のリスク”として行わないといけないことに変わりはない。

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