金曜はダメよ【御散歩雑談】20181017
身内が手術をした。
もう既に今は無事に回復しているのだが、手術前はドキドキ。さらにバタバタした。というのは、当初、火曜入院、金曜執刀の予定で、周囲もそういうつもりで準備をしていたのだが、前週の診察で先生の都合により、その週の金曜入院、月曜手術に変更となったのだ。
病院内の事前検査も混乱して、新しい検査をするたびに、「来週金曜手術予定ですね」「違います」というやりとりが発生。混乱とともに心配になってくる。手術の日に先生がいないなんてことにならないか?
ところで、自分も15年前に手術をしたのだが、やはり金曜入院、月曜手術だったのを思い出した。その時は混乱はなかったが、なぜこのシフトになるのだろう?
金曜に入院すると、金曜は病院も通常の業務なので、いろいろと術前の検査があるが、土曜、日曜は休日診療で先生も検査技師も少ない。また、実際にはなにもしないでぶらぶらしていることになり、日曜入院でいいんじゃないか?とも思ったものだ。
しかし、今にして思えば、金曜手術は最悪のシフトかもしれない。
なぜなら、執刀医は直後の経過観察と対応で、週末も張り付くこと必至。当直でなくても待機のため泊まることになる。精神的にも気が休まらないだろうし、そしてもしなにかあれば検査技師も少なく対応に支障もでそうだ。そして、月曜にまた手術が入っていたりすれば体力的にもよくないし、手術にも影響するかもしれない。
この点、月曜手術なら、どちらにもしても勤務予定だった火曜から金曜までに術後経過になにかあっても、対応できるし、技師も揃っているので、病院一丸となった対応が可能だ。
一方患者にとっても、土日はヒマではあるが、病院の雰囲気にものんびりと慣れることができるし、心の準備もしやすい。平日のバタバタ、そわそわしている病院の雰囲気は手術を受けるときの心の不安定を誘発するかもしれない。
かくして、金曜入院、月曜手術は、よいスケジュールセットという結論に達した。そしてこれは外科医師のブラック勤務対策の一環に違いない!!笑