悩ましきアポイントメント【半蔵門ビジネス雑談】20190213
もう2月も中旬でほとぼりも冷めているので改めて冷静になって考えてみる。それは、
年末年始の客先へのご挨拶廻りの事前アポイントメントを取るべきかとらざるべきか
という問題だ。
年末年始のご挨拶は、本当に「ご挨拶する」目的の場合が大部分だろう。
「今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします」
「昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします」
ただそれだけだ。
顔を忘れられないように、あるいは、忘れてませんをお伝えするために。
先方だってお忙しい年末年始だ、わざわざ時間をとってもらうのもはばかられる。アポなしで伺って、もしお会いできなければ、カレンダーやらご挨拶の品と名刺を置いて失礼する、というつもりで伺っているのだ。
相手もその方が気が楽だろうという配慮。。。
しかし、それでも時間は消費する。
訪問して在社ということは、年内にあるいは年初から片付けなくてはいけない仕事があるということだ。だから在社しているのだから、そこへアポなしで押しかけていくのは、貴重な時間を分断してしまっていることになる、そう考えると、アポなしで迷惑かけないようにといいながら、必ず迷惑をかけている。
やっぱりアポをとったほうがいいのだろうか?
しかし、やはり、挨拶は、たった数分かもしれない。そのためにアポをとってもらうのは、それだけで手間をかけることになる。それはそれでまた悪いように思える。気がひける。
一方、こちらとしても挨拶廻りなので一社だけ伺うわけではない。長居をするるもりはないので、万が一、話が弾んであまりに長くなってしまうと行く予定だったところへ行けなくなってしまう可能性もある。長引いた場合、「次の予定があるから」というのも、まるで次の訪問先へはアポがあるようで(本当はアポはなく、ただ早く廻りたいだけ)やはり失礼なことになってしまう。
さて。どうしたものかね。
ところで、当社では「年末の挨拶」へは伺わない。年初に「年始回り」として伺うことにしている。経験上、年末は先方自体が挨拶廻りに出ていることが多いからだ。また、年末のほうが片付けたい仕事が多いので、その仕事納めを妨害しないようにという勝手な配慮からだ。
というわけで、今年も年始挨拶をさせていただいた。
今年も引き続きよろしくお願いします。
と。