オンラインバンキング等Windows7からWindows10へ【半蔵門ビジネス雑談】20190821
2009年に発売されたWindows7も、5年間のメインストリームサポートと5年間の延長サポートを経て、2020年1月に公式なサポートが終了する。サポート終了により、新たな脆弱性などへの対応が保証されなくなるので、そのまま使い続けるとセキュリティリスクが高まることになる。
とるべき道は3つ。
- PCごとWIndows10に置き換える
- 7から10にOSをアップグレードする
- セキュリティ更新延長プログラム(有償)
いずれにしてもコストはかかる。(ただし、2の場合、10のリリース時の無償アップグレードを利用して入手してあれば費用はかからない。私の場合はこれ)
それぞれ移行作業を伴うがポイントになるところが少しずつ違ってくる。
1の場合、
- Windows10がインストールされたPCを新たに購入する
ので、まずは一番コストがかかる。また、
- データの移行や
- 各種再設定
も必要だ。例えば、
- あとから追加して使用しているアプリケーションは全て再入手、再インストールとなる。
- オンラインバンキングの証明書の設定なども必要となる。
派生型として、同じPC上にバーチャルデスクトップを作成してある場合(私の場合、これ)も、PCこそ新規購入はしないが、OSが別にインストールされるので、同じく追加して使用しているアプリケーションのインストールや認証の設定、特別なドライバのインストールや設定が必要となる。
2の場合、事前に入手している場合を除くと、
- Windows10を入手する費用がかかる。
アップグレードツールが出ているので、データの移行は1よりも楽だろう。ただし、同じスペックのハードウェアなので、10では動かなくなる場合がある。そうなるとやはり新規にPCを購入しなければならない。
3の場合、
- 延長プログラムの費用がかかる。
また、いずれは10にしなければならないので、時期を先伸ばして、
- 1か2のような追加費用はかかることになり、
トータルでは延長プログラム分が余計にかかることになる。
私の場合、バーチャルデスクトップ上でWindows7(左のモニタ)を動かしているので、1の場合のPCを購入しないで、新たにバーチャルデスクトップでWindows10をインストールした。(右のモニタ)写真は、2台のPCではなく、1台のPCをデュアルスクリーンにしている。
新たにバーチャルデスクトップでWindows10をインストール
ということで、必要な作業は、
- あとから追加して使用しているアプリケーションは全て再入手、再インストールとなる。
- オンラインバンキングの証明書の設定なども必要となる。
- データの移行や
- 各種再設定
といっても、主に使用しているのは、
1)オンラインバンキング
2)FTP
3)HPの編集
だけなので、
それほど手間はかからない。(だろう)
2)まずFTPは、10用の同じアプリケーションをインストール。設定ファイルは、7からエクスポートしてあるものをインポート。以上だ。
1)オンラインバンキングは、証明書のインストールとICカードの接続だが、ここで勘違い。証明書のインストールをするつもりで電子認証の新規設定をしてしまい、「できない」と通知が出てきた。これは新たにIDが必要と勘違いしてサポートに電話していたが途中でICカードのドライバを入れればいいことに気づき、お騒がせを詫びて、ドライバをインストール。これでうまくいくかと思ったら、バーチャルなWindowsが2つ動いている状態だと、ICカードのデバイスを取り合ってしまい、うまく繋がらなかったが、再起動をして解消し、こちらも完了。
そうそう。特筆すべきは、オンラインバンキングは、エッジのブラウザをサポートしていないのでインターネットエクスプローラを使わなければならない。しかし、マイクロソフトはこれをやめるといっているので、その後どうなるのかは注意する必要がある。
3)のHP編集が最大の問題となってしまった。
実は、これはあまり自分ではやらないのでいいのだが、簡単な変更を行う場合、Frontpage2002を使っている。流石にもう10版はないので、しばらくは7と10の併用しかないかもしれない。
ということで、一応、準備と確認はできた。やれやれ。