ドメインはもうそんなにいらない【半蔵門ビジネス雑談】20200608
何度も書いているがトラストマーク国際連携の副議長を務めている。HPのドメインは、
worldtrustmark.org
ほかにも、
worldtrustmark.net
worldtrustmark.com
の2つを確保し、毎年その費用を支払い続けている。
.orgのドメイン以外の2つは、実際は一度も実用していない。Webもないし、メールもない。まさにドメイン料を支払っているだけだ。
インターネットの黎明期より、ドメインは商標のように、ビジネスや組織に密着した、独自の名称的に独占したいものであった。会社名ならば、なるべく会社名称を的確に表現しているドメインを確保し、さらには、拡張子の部分の、.netや.com、最近だと、.jp、や、日本企業なら.co.jpなど、誰かに不適切に利用されることがイメージダウンに繋がるかもしれないという理由で、使わなくても確保しておく、という慣習となっていった。
例えば当社の場合でも、.co.jp、 .com、 .jp、 .netを確保している。実際には、.jpは使用していないが、設立以来12年間は費用を支払い確保し続けている。
本来なら、毎年利用を確認して、更新するか否かを検証するべきだが、前述のように、「誰かに不適切に利用されること」を考えて、現状維持してきたのだ。
先日、国際連携のHPの移転プロジェクトの会議で、ドメインの移管も行うことになり、その手続きを確認していたが、使っていないドメインはどうするかという話題となった。これまでなら慣例で維持することになったと思うが、新しいスタッフは意見を述べた。
「今やドメインは無限にとれる。同じ考えで、あらゆる拡張子を抑えていたら予算がいくらあっても足りない。この際使用しないものは、解約でいいと思う。」
なるほど。その通りかもしれない。
以前のようなドメイン名が貴重だったときは、悪用するほうも抑えやすかったが、今のドメインの種類が増えてしまっては、抑えておくコストは無限大だ。ドメイントロールも同じトロールモデルは実行できないだろう。
ドメイン拡張子は無限とも思えるくらいある。
.com, .co.jp.....群馬.jp などの県名、
.kitchen,
.partners.
.bid
.date
.download
.email
.loan
.men
.party
.trade
.win
.world
.blue
なんだってんだ?笑
前述の国際連携では、次のドメイン名更新時には未使用ドメインは解約することにした。
ドメインの種類が無限に取れるようになったことの本当の貢献は、このドメイントロールに悪用をしにくくしたこと、悪用が成り立ちにくくしたことにあるのだろう。