半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、たまにロードレーサーの話題など、半蔵門付近を歩きながら雑談するようにリラックスしたお話中心。

合理的にありえない 上水流涼子の解明

合理的にありえない 上水流涼子の解明【読書/映画鑑賞】20200625

 

上水流涼子は、弁護士資格を剥奪された元弁護士。頭脳明晰な貴山を助手として探偵エージェンシーを運営している。法律を武器にはできないが法律を活用はできる。法より節義に報いたい。高額な依頼料にも関わらず人伝てに依頼者がやってくる。金遣いの荒くなった妻、賭け将棋に必勝を期すヤクザの親分、野球賭博に塗れた悪どい呑み屋に復習を企てる遺族。。。設定がおもしろいサスペンスエンターテイメント。

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無茶な依頼をスマートに片付けられたら格好いい。依頼者も嬉しい。それがちょっとした復讐劇であっても痛快だ。以下ネタバレしないようにして各ストーリー題名から連想すること。

 

  • 確率的にありえない

経営者は占いが好きな人が多いらしいが、本質はリスク分散に集約される。未来を超能力的に予知的中されられることなどありえないし、確率的にも偶然当て続けることもありえない。それにつけこむ詐欺師は、情報取集にコストをかけて、自分の助言が実現したように信じさせて、大きな金額を自分に注ぎ込ませる。みやぶることはできないが、宝くじ番号を予想させ、それをプレゼントして買い取らせることで策略を見抜くオチだが、宝くじのあたりは確率的にも当てるのは不可能ということで、やっぱり買うのは無駄なのかなぁ。でも、つい買っちゃう。

 

  • 合理的にありえない

なにもかも満足しているはずの誰かが行う行為としてはどう考えてもありえないこともある。でも、それは潜在的な悩みやストレスが原因になっていることがある。合理的に考えれば悩みやストレスに結びつかない行動でも、関係していることはある。合理的に考えてもありえない行動は潜在意識からやってくる。でも、その経緯を聞けば初めて「合理的に」わかるようだ。合理的に考えることは実は頼りにならないことなのかもしれない。

 

  • 戦術的にありえない

ある製品の販売をするために代理店を使うことについて相談された。そういうのはありかどかと。ありかどうかと聞かれればありなのんだが、代理販売だけを行ってもらう場合と売った後の顧客サポートもしてもらうかどうかも考慮すべきであるし、代理販売だけなら代理店にとって利益がどれくらいになるかも重要。金額が少なければ販売意欲には繋がらない。製品サポートが一元的にできるかどうかも重要。一元的にできないのなら全部をメーカーが行うのは要員もコストもかかる。代理店選定については、なんでも売ってくれるような萬屋的販売は効率いいかもしれないが、製品イメージとのバランス考慮も必要だし、サポートも任せるなら業務知識や技術知識もないといけない。すべては綿密に戦術を必要とするのだ。

 

  • 心情的にありえない

関係は、仁・義・礼・智・信でなりたつ。そして根幹は信だと思っています。信が揺るがなければ他の4つは補える。ずっと昔に仕事での信頼を裏切ったエンジニアとは、もう2度と仕事はすまいと心に決めている。自分からは決して声はかけまいと。それでも、同様の仕事をしているとまたそのエンジニアとの仕事が出てくるのだ。自分からは声はかけなくても、依頼した会社の営業担当者やスタッフなどがそのエンジニアをアサインしてきてしまうのだ。心情的にはホントありえない。変えて欲しいのだが、それでも仕事なので思いとどまる。私は裏切られたがそのエンジニアは他の人々には信頼に値しているようだからだ。そのエンジニアは信頼できないが私が仕事を頼んだ営業やスタッフは信じたい。だから彼らが信じるエンジニアなんだから、心情的にはありえないが、仕事的には任せてみるのだ。

で、結局また期待を裏切ってくれたけどね。ほらね。

 

  • 心理的にありえない

こんな時期だからいろいろなリスクが顕在化してくる可能性がある。そうならないように、ただし、あまりあからさまにすがりつくようなことのないように、事前にうっすらとアピールを含めてビジネス継続のためのメッセージ。直接的でないので、アピール度合いは少ないかもしれないが、こっそりとした心理戦。期待するのは、心理的には継続してもいいいかなと思ってもらうことだ。逆にいえば、心理的な継続感がなくなった場合は要注意。担当者が変わってしまったりして、心理的に継続のフックになっていたことがなくなってしまう場合だ。心理的なことはビジネスでも大事な要因となる。

あ。。。だからかな。大きく変化しないのは。。。

 

いずれにしても、何か的にありえないと思ったら、もう本当にありえないことになるのだ。だって、そのヤマには張らないのだから。