マウンティングにマウンティング【半蔵門ビジネス雑談】20200707
Facebookの友人が、相手がこちらが話した自分のアイデアを即座に自分のもののようにいってくると書いていた。思い出すと自分も以前よくそのやり方をされていて、当時はなんだか居心地悪いなと感じていたが、
「それはマウンティングじゃないですか」
と、膝を打つ。
言われてみれば自分でもよくやっているかも。
マウンティングの相手としては家族。朝のニュース番組を見ていて、
「これ知ってる?」とあれこれ説明されるとすかさず
「それはかつてはこうだった」
的な以前から知っていましたよ解説をして不機嫌な顔をよくされていた。
鋭い質問をされたときの
「それはいい質問ですね」
だって、気分的には自己マウンティングだと思う。
(鋭い質問にやられた〜)と思いつつ、(よくそこに気がつきましたね)という雰囲気を醸し出して自己完結的にマウンティングして平常心を取り戻す。
そしてこれも一種自己完結型心のマウンティングだ。
寝てないんだよねの徹夜自慢、多忙スケジュール自慢、それなのにできていないことを表面に出して、困った自分を表面に出して、頼られてる、自分はできるとマウンティングするのだ。
特にSNSは相手を特定しないで発言すれば被害者のいないマウンティングをしやすい。
この視点で自分の書き込みを改めて見かえすと、なにもかもがマウンティングに見えてくる。あああああ。。。。恥ずかしい。
思い出すのはサラリーマン時代。事業部門で一緒に頑張っていた同僚がよく一緒にやった仕事の昔話を持ち出した。
「あれは最初に自分が言い出した」
(あれ?そうだったっけ?確か私が飲んだ席でいった案を実行したんじゃなかったかな?)
そして、続ける。
「自分はアイデアは思いつく。実施するにはキミの協力が必要だ」
(まあいいや。必要なことだから協力しよう)と受け入れる。
しかしその後また、打ち上げや業績発表の席で彼は言う。
「あれは私のアイデアでした」
アイデアを出すことにこだわりがあったのか、いつもそんな感じだった。いわば
”頭脳派は自分だ”マウンティング。
そんな自分もこんな記事を書くことで、”分析は得意だ”マウンティングをしているのだろう。(笑)<ーーーこの(笑)も、”そんなに真剣じゃないぜ”マウンティング。