彼女に起こされて散歩に行った【つれづれ】20201117
その朝は隣に寝ていた彼女に起こされ、しぶしぶと朝から散歩にいくことになった。
眠い目を擦り着替えも適当で玄関を出て鍵を締める。
彼女の足取りは軽い。朝から元気だな。歩道に出る。
(さてどっちにいく?)
君の行きたいほうでいいよ。
彼女は目で頷き、家を出て左へ歩き出す。道沿いに行くと小さな川沿いに出る。すでに通勤に向かう人もチラホラ。すれ違うのはジョギングのいつもの女性、男性たち。川沿いは子犬の散歩コースでもあるので、犬と一緒に散歩する人たちともすれ違う。太郎くん、なつちゃん、ゆずくん、ココちゃん。彼女はそれぞれちょっかいを出すが、子犬たちにはあまり相手にされずちょっとがっかりのようだ。心なしか足取りが速くなる。いじけるなんて大人気ない。笑 道路を渡ってさらに川沿いを駅に向かう。途中までいくと、
(やっぱり帰ろう)
と彼女。
引き返して途中の道に外れ、公園に向かう。小さい子供が母親と遊んでいる。子供を横目に彼女は公園の外れにあるブランコへ向かう。ブランコには乗らないがその周辺が好きなようだ。いったりきたり。やがてくるくる周り出す。どうしたの?さらに場所を移動してまたくるくると回る。
どうやら場所が決まったようだ。
ポーズ。
朝のウンチが出たようだ。
さて。
帰ろうか。
こうして彼女=うちの子犬=ベルちゃんとの散歩は帰路につく。
帰ったら朝食を食べよう。