「まどろみバーメイド」のバーを探し続ける【読書/映画感想】20220902
場所を変えて出店する屋台のバー。カクテルの逸話と現実の人間模様をサカナにカクテルを作り、カクテルを振る舞い、カクテルを楽しみ、考える。こんな店、場所、バーテンダーに知り合えることがあるだろうか。むしろそんなバーを開いてみたいとも思うのだ。
酒を飲んでバーテンダーと話すのは、今日あったこと、関わった人の話、その人がよくしてくれた話、その人がひどいことを言ったとか、悩み事、愚痴、将来の夢、ちょっとした小話。。。そんなことを話せる場所、人を知っていることはとてつもない幸せかもしれない。一人で飲む酒が美味しいという話もあるがやはり誰かと酌み交わせる酒が一番うまい。そしてそういう人がいるならば程よく大切にしたい。大切にしすぎず、しかし、敬意をもって、力を抜いて、やはり、そういう人、そういう店は、大切に、大切に。
”バーメイド”は”マーメイド”にかけている女性のバーテンダーのことだ。発音してみると鼻が詰まっているときにマーメイドといったみたいに聞こえるな。