オートクルーズモードの危ないタイミング【御散歩雑談】20240328
自動車のオートクルーズモードをよく使うようになった。主な機能としては、
1)速度を設定するとそれを最高速度としてスピードを維持する、
2)前車との車間を保ち続ける、スピードが落ちて車間が狭まれば設定車間になるまで自動的に減速する、
3)前車との車間が設定より開けば速度を上げる、がある。
操作は簡単で、一定速度まで達したらオートクルーズをオンにして、最高速度を設定しておくと、前走車との距離が詰まればブレーキが踏まれ、距離があけば設定速度を限度として追走する。しかし、体験的には現時点で、これにはいくつか落とし穴があるので過信しないであくまで補助ということで使うようにしないと危険がいっぱいだ。
例えば。
1)直前車が急に進路変更
信号などで停車する場合には、前車の減速に合わせて自動的にブレーキが効いて減速していくが、その途中で直前走車が車線変更をする場合がある。すると、その前の車との車間距離が急に開いた状態となるため、オートクルーズは減速途中でも設定速度まで加速することになりかなりヒヤッとする。止まらなければいけないのにアクセル踏み始める感じ。結果として急加速ー>急制動となりさらに怖いし、下手をするとブレーキが間に合わない可能性もあるので、この場合はそうなる前にマニュアルでブレーキを踏んだ方がいい。また自分が車列の2台目だった場合には、直前車が進路変更でいなくなる場合、または黄色信号に強引につっこんでいった場合、今度は自分が先頭になるのでブレーキは自分で踏まないと交差点に突っ込んでしまうことになる。
2)バイクが左端にいる場合
バイクは意外と遠慮して左端を走行している場合が多い。同じく信号で減速していく場合、バイクがあまり端に寄りすぎていると、バイクの前の車との車間距離を感知して、これも減速しているのに急加速となり、1)と同じような動作になるのでこれも要注意。バイクは真ん中を堂々と走っていいよ。
3)車線規制の赤いコーン
道路工事などで車線を規制する際には、工事区間よりかなり前から赤いコーンで徐々に車線を移動させようとしているが、コーンの位置によっては、コーンが認識されず、障害物無しと認識してしまって、コーンに向かって急加速になることがある。
いずれも自分の車や運転の問題ではなく、他車の動向からくるものだが、周囲の車の動向に気を使うのはオートクルーズ以前の問題でもあるので、やっぱり人間が意識して注意しないといけないな。”自動運転の安心”への射程距離はまだまだ遠いんではないかなというのが実感。