【ODRピックアップ】20150409 読みたい本が見つからない〜いや本を買う意欲が湧かない
住まいの最寄り駅は開札をでると1分で書店があり、事務所のある駅は地上に出ると本屋の脇に出るので、もともとの本読み好きでもあって、ちょくちょく本屋を覗きます。しかも、衝動買い体質なので、何気に立ち寄り数冊購入などは珍しくはありません。
本好きの方なら、新しく買った本を抱えて家路につくときは、きっと幸せな気分になっていることをご理解いただけることでしょう。
一つ気に入ると継続的に買い続ける傾向があります。多分私に限らず。
池袋ウェストゲートパークに始まった石田衣良さんの著作は読破しました。濱 嘉之氏の警視庁情報官シリーズと派生した作品も継続買い込み中。垣根涼介氏の「君たちに明日はない」シリーズも次巻を楽しみにしていますし、ヒートアイランドシリーズや午前三時のルースターなど一連のシリーズも読み尽くしました。馳星周氏のグロいギャングシリーズは、台湾支店への出張時にはよく読みます。そう。その時の仕事の状況に合わせて選ぶことも少なくありません。空港に降り立つとすっかり台湾の暗部を知ったつもりになっています。マレーシア出張時には、マレーシアを舞台としたスパイ小説を買ったり。
ところが最近書店をうろついても読みたい本がみつからないのです。
なぜなんだろうかな。ここまで書いたところで銀行にいく用事があったので出掛けついでに本屋を覗いてみました。一通り見て回りましたがやはり読みたいと思う本がみつからないです。
警察もの流行です。池井戸さんの銀行や証券がらみも沢山。国際関係の本も様々。
なんだかね。何が書いてありそうなのかを想像してしまうのです。それでワクワクが失せてしまう。買わなくてもいいやと思ってしまうのです。勿論、検討はずれの想像かもしれません。読んでみれば未知のオモシロい世界が広がっているかもしれない。でも、一旦思ってしまうともう盛り返すのは困難で、なかなか、新たな”通勤の友”を見つけることができなくなってしまっています。
それでも、なんとか最近かろうじて読んでみたのは、
会計天国、猿の部長、戦略課長(各PHP文庫)
設定が奇想天外なのがオモシロい。事故で臨終、幽体離脱状態でお迎えの天使から課題をもらって会計知識を駆使して破綻寸前の経営者を助ける(会計天国)、リゾートから飛ばされた異次元は猿が管理職。マーケティング知識で猿部長達のビジネスをもり立てる(猿の部長)、新規事業のために配属されてきた上司はロボットだが新規事業投資のプロだった(戦略課長)。
銭の戦争(ハルキ文庫)
明治から大正の若き相場師と戦争に巻き込まれる日本、裏で暗躍する影の組織など、フィクションと史実が相まって、今の日本とも重なる部分が次巻の発売を楽しみにします。茶道にはまった人々の姿も興味深い。お茶をやりたくなりました。
ACCA 13区観察課(スクエア エニックス)
オノナツメのコミックス。13の王国を統一したドーワー王国で各国を監視する役目の監察課の副課長「もらいたばこのジーン」という設定が謎めいていて興味深い。まだ続きがあるのでしばらく継続。
あとの二つはまだお話が続いているので、新刊が出たら買いますが、やっぱり衝動買いできるような魅力本が見つからないのは寂しいものです。なーんかいい本が出てこないなーと思ってしまっています。
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http://toyokeizai.net/articles/-/61430
大前研一氏の「企業参謀」1985年発行が37位に入っています。ほかは全部2000年以降の発行。それは凄いと思います。よし!読もう!!
。。。いや。これ読んだワ。。。
一度読んだ本をまた買ってしまう罠。もう何度もやっています。あぶないあぶない。