【ODRピックアップ】20160401 四月馬鹿
TVで見たのか、少年漫画誌で見たのか、誰かに聞いたのかは忘れてしまいましたが、記憶では、最初に「四月馬鹿」(エイプリルフール)を意識したのは、小学校5年でした。この日だけは、「嘘をついても咎められない」ということで、わけもなく興奮し、いかに途方もない嘘をつくのかを前日から考えて眠れなくなったのを覚えています。途方もないといっても、嘘をつく相手の範囲は、田舎の小学校のクラスですから、途方の範囲はその程度ですが。笑
四月馬鹿=エイプリルフールの起源は不明だそうで、諸説あるものの、いずれも確証がなく、仮説のレベル。以下引用。
1)その昔、ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎをはじめたが、シャルル9世は「嘘の新年」を祝っていた人々を処刑。13歳だった少女までもが含まれフランスの人々は、この事件を忘れないために、毎年4月1日になると盛大に「嘘の新年」を祝うようになっていった。
2)インドで悟りの修行は、春分から3月末まで行われていたが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節」と呼んでからかったことによる。
私の子供の頃はインターネットなどなくて、嘘の広がる範囲は、精々クラス内。広くても学校程度(そこまで広がれば寧ろ大手柄!!)が関の山でしたが、今ではインターネットでソーシャルメディア経由で日本中、世界中に広がる可能性があります。日本インターネットエイプリルフール協会がガイドするように、
(1)すべての人が笑顔になるように
(2)ネタばらしはすぐに
(3)混乱を招くおそれのある「震災」や「事故」に関する話題は禁止
混乱を招かないように、レベル、規模と範囲を意識したいです。
4月1日ではありませんでしたが、かつて作家オーソンウェルズの作品「宇宙戦争」がラジオドラマとして放送されたのがあまりに迫真で、フィクションであることが放送内で何度も断られたにもかかわらずパニックとなり死者まで出たこともあるというのは有名な話です。
インターネットでは、拡散が速く広いので、本当にパニックになる可能性もありますから、くれぐれも注意。自分が発信した嘘がパニックをつくるかもしれませんし、自分がパニックに巻き込まれるかもしれません。
とはいうものの、大手の検索サイトなどが毎年趣向をこらしていろいろと仕掛けるのは楽しみで、こうした有名どころの嘘が真に受けられることはないとは思います。
* * *
小学校のときの嘘はなんだったかは忘れてしまいましたが、その後、これは面白いなと思ったのはいくつか覚えています。
- 今年からエイプリルフールは、4月2日になった
- 第三次世界大戦が始まったが雨のため中止になった
- そしてこれーー>エイプリルフールのまとめ※最後までスクロールすること(【超速報】今年も面白い!2015年エイプリルフールウソまとめ)
新入社員、新社会人、新天地、新たな配属、新学期。。。希望に満ちあふれていなくても大丈夫。勝手に明日は来ますから。