【半蔵門ビジネストーク】20171026 ニュースの見方
※この記事は選挙前に書いたものです。
最近の、特に選挙のニュースが不快だ。私も情報弱者なので油断すると誘導される?笑
”異例”だという印象づけ
私は小池さん支持ではないが、この記事の書き方について、意図が感じられたので。
ツーショットに3万円を請求=事実だからいいとして、「請求するのは”異例”だ」としている。この書き方ならば同時に前例があったということではないの?請求する前例があったと紹介すると印象は変わる。あえて”異例”というのは、おかしなことをしているという印象づけを意図しているのか?
立候補に必要な供託金600万円を求めているという事実のあとに、「そんなに資金に困っているのか」というコメントを取り上げているが、政党として出来たばかりなので、供託金が出てきていないのかもしれないし、すでに民進党などからの供託金が出てくるからそれを出させるのは、税金の使い方として正しいのかもしれないし、そういう分析なしに、金に困っている、前述の3万円と合わせて金への執着を印象づける意図なのか?
”述べた”と”明言を避けた”
述べたのは、なにかをきっちりと言ったということだろうが、明言をさけたと表現すると、なにか後ろめたかったりはっきりと言えないことがあってむにゃむにゃといったということか?あるいは、数字を言わなかったということだろうか?だったらそう書けばよいのに、述べたと明言を避けたが混在すると、報道に意図ある?
”選ばず”か”選ばれず”か
希望の党を選ばずというと主体的。実際、力のある候補者は納得。しかし、排除されている人や、話題にもなっていなかった人が、選ばずといっても、ほんと?となってくる。選ばれなかったんじゃないのかい?
排除の論理って、それがそもそも政党では?
希望の党が、考え方の違う人を排除することがけしからんというが、そもそも政党って、そうではないの?かつては政権のための無理やり連立も何度かあったが、だから排除の論理がなくなってないだろう?むしろなんでも受け入れるほうが違和感があり、不自然なんだけど。
みんな”改革”を望んでいる?
与党でない勢力が結集して、みんなの支持が集まっているようで、フォロワーが集まってきて、それは、「みんなが改革を望んでいるから」だと書かれているが、まるでだから野党が有利だといわんばかり。問題は、改革そのものではなく、改革しようがどうしようが、其の先の政策の目指す未来そのものの筈。それを詳細に取り上げずに、”改革”ばかりが先走る。
誰がどうした、過去にこうした、じゃなく
各党公約をきちんと見るほうがいい。
例えば自民党。項目だけ抜粋すると。。。
防衛
【北朝鮮対応】
【憲法改正】
【外交】
【安全保障】
【海上保安】
【国土強靱化】
経済
【アベノミクス】
【生産性革命】
【エネルギー戦略】
【農林業】
【観光立国】
【東京五輪・パラリンピック】
教育
【人づくり革命・教育無償化】
【働き方改革】
財政
【消費税】
【財政再建】
地方
【地方創生】
【災害復興】
【受動喫煙】
どれもやるべきことで、あとは、その順番と取り上げ方の問題だ。
過去がどうだ、独裁だ、気に入らない、なんて言ってる場合じゃないのは明白なんじゃないのか?そんなの単なる政治評論ごっこだ。ニュースがそういうことばかり取り上げすぎで、SNSでも知的有力者がそういうことばかり語りすぎ。知的有力者は、影響力を自覚するべきだ。
政治家でもなく、政治家になろうとしていない人が、同じように政治家でもなく、政治家になろうとしていない人をSNSで説得しようとしても、説き伏せようとしても、無理がある。投票行動を変えさせようとしているのだろうか?
我々はまず、ひたすら自分で考えて、必要なら勉強して、同意するところ、信じるところに投票することが役割だと思うのだ。
そしてもうひとつ。できた政権に委ねることも役割だ。