リモートで出来ないこと(1)【あったらいいね】 20200611
自粛中で在宅ワークのある月曜日、少し遅れた通勤電車の上りホームにいた。まだ自粛解除になっていない我が居住県は通勤する人は少なく、朝9時半のホームは無人にも見える。
顧客先も在宅ワーク継続中のなか、なぜ私が電話でオフィスに向かっているのか。
すでにここ数年は在宅ワークではないが休日や深夜でも仕事ができるように(ブラック。。)、
- データの一部は当然クラウドに置き、
- 銀行業務などPCを限定しているものは、オフィスのPCを立ち上げておいて、 Google Chromeのリモートデスクトップで遠隔操作できるようにしてある。
これは非常に便利で、メールを複数箇所で受信して、スパムメールの削除に時間を取られることも一回で済むし、重要な契約書の複数バージョンの整理に時間を取られなくて済む。
オフィス側がアクセスされることばかりでもなくて、例えば、本社のPCにだけ入っている請求書や財務系のデータを持ち出さなくても、東京オフィスからリモートデスクトップでアクセスして確認することができるのだ。遠隔地にあるPCをまるでそこにいるかのように操作する。。。20年前は、Over the shoulder肩越しの操作、といって、最新技術だが、PC乗っ取りのような不気味な危険な技術とも言われていたが、この時代の便利なツールとなっている。
この便利なリモートツールだが、唯一の課題は、PCがストールしてしまったときだ。
ストールすると大抵が通信もできなくなる。接続できなければ何もできない。この場合は、電源を強制的に落として再起動するしかないのだが、明日また出社するわけではないので、次の出社まで待っていられない。早く電源を切って再起動する必要がある。さらに、今までのように誰かが出社しているのであれば、「ちょっとお願い」と電源を入れ直してもらうことができるが、全社一斉在宅勤務中なのでオフィスには誰もいない。
そして冒頭の通勤風景である。
なんとかならないか。”リモートで電源断、電源入れ”
で、探してみるとすぐ見つかった。
例えば、これ。
ソケットの形状で、これをコンセントに刺し、このソケットにPCの電源を繋ぐ。
Wifiに接続する。
ON/OFFは、スマホのアプリKasaでできる。
こういう仕組みかな。
推奨は、再起動に特別な処理を伴わない家電製品だが、止まってしまって、電源再起動しかないPCならば、同じことだろう。
ちなみに、Macの場合、追加設定が必要だ。システム環境設定の省エネルギーから「停電後に自動的に起動」をチェックしてオンにする。これをしておかないと電源は切れるが、その後ソケットの電源をオンにしてもPCが自動的には起動しないからだ。
これで電源再投入のためだけの出社はなくなる。
でも、なんだかんだ理由をつけて、やっぱり週1くらいはオフィスに来たいかもね。
あ、そうだ。観葉植物に水やらなきゃね。笑