半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

加治隆介の議 1巻〜20巻

加治隆介の議 1巻〜20巻【読書/映画感想】20211003

 

課長 島耕作 作者の弘兼憲史 氏の代表作の一つ。サラリーマンだった主人公が政治家の父の死をきっかけに地元後援会に押されて地盤を継承すべく政治家になり、総理にまで上り詰める中で、日本が抱える根本的な課題に直面し、もがきながら自分の議を貫いていくストーリー。実際の事件にも重なり、北朝鮮韓国問題、北方領土、アメリカ、国連、中国らとの問題に当たり、本当はこうすべきだったのではないかという側面を描いていく。

そうそうという面、そんな綺麗にいくのかという面、まさか嘘だろうという面、ああそうだろうなという裏の面に触れて考えさせられる。政治家にはなれそうもないが、評論しているだけでは何も始まらないということや、では評論以外の短絡的な行動がどういう効果を生み出せるのあ、結果厭世的になってしまったり。政治家は素敵であってほしいというのもあるが、それはポピュリズムになってしまわないかいというジレンマ。

とにかく、読んでみて考えてみるということかね。

ちなみに、このセットはメルカリで次の読者の手に渡りました。

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