半蔵門御散歩雑談/ODR Pickups

株式会社ODR Room Network

このブログは、株式会社ODR Room Networkのお客様へのWeekly reportに掲載されている内容をアーカイブしたものです。但し、一部の記事を除きます。ODRについての状況、国際会議の参加報告、ビジネスよもやま話、台湾たまにロードレーサーの話題など、半蔵門やたまプラーザ付近を歩きながら雑談するように。

web会議とリアル会議 ー ハイブリッドワークの未来の断片

webとリアル ー ハイブリッドワークの未来の断片【たまプラビジネス余談放談】20211126

 

日々のニュースに接していると自然と目に、耳に入ってくるニュースがある。

それは報道に取り上げられる機会の多いニュース、再発信シェアする人が多いネタ、みているメディアSNSに取り上げられる傾向の多いテーマ、そして自分が無意識に興味を持っている話題だ。

コロナ以来リモートワークが中心となり従来のメールコミュニケーションに加えてweb会議比率が高くなった。今後もweb会議とリアルなミーティングを組み合わせたいわゆる「ハイブリッド」な環境になることは間違いないと見ている。

これに関係して耳に目に入ってきた情報を列挙して今後見ていく動向テーマの参考に。というわけで「ハイブリッドワークの未来の断片」

 

会議の変化

  • web会議は会議の民主化を進めた。(このフレーズは、どこかのweb記事で読んだのだがソースが見つけられなかった。分かり次第リンク掲載予定)つまり、役職、立場、声の大きさに関わらず参加者全員に同じサイズのスクエアフレームと機能を与えた。=>それをどう使うかは各人次第、公平なスタートだ。
  • プレゼンする際には、資料には共有表示によってより集中してもらえるだろう。逆に身振り手振りのパフォーマンスはアピールしにくい。声によるアピールが重要。語尾が消えいらないように話そう。VoicyやClubhouseのような音声中心メディアでのスキルで差がつくかもしれない。
  • 質問や野次は音声でもチャットでもくるようになる。対応を誤ると炎上する。チャットは消えてしまうので保存が大事なルーチンワークになる。丁寧な対応が必要となる。

 

物理的変化

  • web会議専用ルーム、設備  ODR Room Networkの会社を命名するとき、イメージしたのはweb会議による紛争解決だった。その際、専用のシステムを備えた会議室間のネットワークが構築されること。音響や秘密保持、ネットワークの安定性などを担保するために、各人のデスクトップの会議ではなくそうした専用のシステムが理想だと考えたからだ。今のこの流れはその読みが遠くなかったことを示していないか。もちろん、簡易な会議はデスクトップから、重要なオフィシャルな会議は専用ルームからになるかもしれない。

会議への関わり方

  • 発言のきっかけを得る方法もスキル化する。割り込み方、作法、努力、ファシリテーターの采配スキル、まさに新しいスキルになるかも
  • 発言から逃げているとそれなりの結果としてフィードバックされる。うなづきのアピール力低下。公平な参加機会を活かす時がきた。
  • 今でも、複数人で1つの会議システムの場合、写らないようにする傾向が見受けられる。一人1画面時代は、全員が同じ大きさで写る。
  • これは特にリアルとリモートが混在する場合に発生しやすい。リアル側は大きな会議室で複数人が参加するがカメラの死角が出来やすい。そこに好んで座りたがる人が一定数いる。これはコロナ前からの傾向。
  • なぜか「事務局」は今でも変に遠慮する傾向がある。裏方も平等に写る。事務局の発言価値も平等になる。

 

サービス変化

  • サポートサービスのツールとして組み込まれていく。電話による音声サポートの匿名性からの脱皮はクレーマーを減らす。会議の民主化はサポートと消費者双方のストレスを回避できるか。
  • Skypeは一時eBayに買収されていた。サポートサービスに導入しようとしていたがサポート担当からの反発に会い断念、これはeBayの責任者に聞いた話。当時は早すぎたのか。今はどうなのだろう。
  • デジタル署名や契約行為もweb会議の一連の流れに組み込めるかもしれない。

 

これらは最初に述べたように日常の関係者との会話、各種記事やSNS,ブログ等から意見交換、発信されたコメントをもとに、まとめたもの。思いつきもあり、すでに公開されている内容もあり、引用元などには言及していないが、どこかで目にしたことがある内容も含む。ソース分かり次第リンク掲載予定。ご了承のほど。

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