閉店セールになる前に【たまプラビジネス余談放談】20220805
よく通っていたポールスミス店舗がコロナ禍に前後して閉店となってしまった。もう２０年以上も毎シーズンスーツを設えて、時計やバッグ、シャツやネクタイ、ポケットチーフなど小物も愛用してきたのだが。。。しばらく入院したりもしている間に閉店し、近くのポールスミス店舗はなくなったのだ。
閉店セールになる前にいけば閉店しなかったのに
ところで閉店する際には「閉店セール」と銘打って最後セールが行われることが多い。閉店するのは多分来店が少なくなり商売が縮小したからと思うが、閉店セールになると結構な人がきているのを目にする。スタッフは「閉店になる前にきてほしかった」と思っているに違いないが、そこは悲しい消費者心理、残酷だが現実的な消費者の行動なのだろう。アパレルショップは年間を通じて、季節のセールや行事セール、例えば、父の日セール、母の日セール、入学祝い、バレンタインセール、クリスマス、年末セールなどを行っているだろうが、それを知らせる方法がおそらく個別客へのハガキ、メール、TVでのCMなどもあるが、あまりに多く通知されるそうしたハガキに埋もれてしまってなかなか消費者心理に到達しないからだろう。今にして思えばセールの案内を多く目にしていたが、結局それに反応していくのではなく、必要な時にいくだけだった。
閉店セール、これと同じようなことがアーティストの引退でもいえる。
引退を知って初めて名作を知った
昨日（８月４日）の記事、よしだたくろう氏が引退することになり、最後のTV出演をした。すごく好きだったのにリアルタイムでは観なかった。忙しかったからだが、そんなに好きだったのならどうにか見ろよともう一人の自分は睨む。結局、Youtubeで番組を観て、感激し、笑い、涙したのだが、その後でSpotfyのディスコグラフィを全部聞いている。自分で買った最後のアルバムは、御伽草子だったので、それ以降のローリング３０からアジアの片隅でも、シャングリラも、Long time no seeもどれも買ってもいないし、聞いてもいなかった。一度、サブスクで流したことはあるのだがあまりピンとこない気がしたのに。
今回の閉店いや引退で改めて全部聴いている。そして思う。なんていいメロディーと詩と音なんだろうと。そして題名が素敵。月夜のカヌー、なんてセクシーなタイトルなんだ。
そして最後のアルバムとなるAh-面白かった。悲しいくらいよい。引退番組には、「ラブラブあいしてる」で共演の篠原ともえも登場した。最初、たくろうは”篠原嫌い”と公言していたが、途中からいろいろ若者たちから学ぼうと思ったという。以来ずっと親しくしてきたそうだ。篠原ともえさんにデザイナーになりなさいと言ったのもたくろう氏だったそうだ。
ドラマだなぁ。
