昔はなかった【御散歩雑談】 20220914
自分が新入社員だったころは一般的ではなかったのだろうか。セクハラという言葉は聞いたことがなかった。セクハラに該当する行為はあえて言うならスキンシップと言われていたように思う。
同様に、マウンティングという言葉は、格闘技で相手の上にのしかかって優位な体制になることをいい、人間関係でのマウンティングとは言わなかった。似たようなことは自分の凄さを強調して自慢すること。それはアピールと言われていたように思う。
ただ、アピールとは、自分の実績を上司や第三者に宣伝するということで、優位にたって自分を売り込むために行われた。単に誰かの優位にたって自分が気分よくなるためには行われなかったように思う。
一緒に仕事をしていた同僚が、飲み会の席などで「あれはあの時俺がこうやってああやって」と自分の手柄をアピールする。それは部下や上司や同僚、場合によっては顧客に対して行われていた。だから二人で慰労会的に飲みにいっても決してマウンティングにはならなかった。むしろ、褒めて煽てて、これからもうまくいくように、そんなふうに話は進んでいたと記憶している。
昨今のマウント、マウンティングは、当事者同士の優位性を知らしめるため、相手との関係において優位にたつという目的で行われているような。自分はそんな場面に出くわさないが、写真投稿SNSなどで、食事写真にもう一人いるように食器などを写して、恋人がいるマウンティング、空港にいる写真で忙しいマウンティング、高価なアクセサリーや持ち物などをそれとなく投稿してお金マウンティング、etc...。こういうの自分もやっているかもしれんな。そんなつもりはないといいつつ、誰とはなく自慢して優位に立つ。。。立った気分になっている、実際には優位になってはいないが、そんな程度のことだ。
SNSの影響なのか。人のSNSを見て、いいなぁと思うことはある。マウンティングであろうとなかろうと羨ましくなることはある。だから逆にいいねと思ってもらいたいってことか。
そもそも、自慢されなくても自慢したくなるんだろうか。自慢されるから自慢したくなるんだろうか。