【ODRピックアップ】20150716 受信箱といいねのない生活
これでも随分と週末や休暇中はメールやソーシャルを見ないようになったのですよ。
そう。
確かに以前は、週末でも旅行中でもちょっと時間があくとメールやスマホを開いてメッセージを確認していました。そのころは、子供たちも小さかったので、家族は携帯を持たず、私だけが、「仕事のメールがね。。。」と言い訳をして白い目を浴びていたものです。
そう。
あれは、本当に仕事がどんどん飛び込んできていたのでしょうか?
実際思い返してみると、受信ボックスにきていたものの大部分がメールマガジン、次に多いのが直接返信の必要のないCCで送られてきたメール、そして、休暇等の終了後のミーティングの依頼。。。実は、急いでみるまでもない主旨のものでした。
それでも見なくてはいられなかった。
今改めて思うと、いや、たぶん今でも、会社や仕事を遠ざかっている時に、仕事と切り離されてしまう事が怖かったのでしょう。より具体的には、休み明けに、やや緊急性の高い内容のメールを見て慌てふためくのが怖かったから。「休暇でメールを見るのが遅れまして。。」という言い訳に、「そうですか(大事な時に休んでいるんじゃねーよ)」と言われる(思われる)のが怖かったからとわかります。
でも、ここに研究者ダナ・ボイドさんの正論。
彼女は豪語します。
「バケーションを取る際、私は必ず全ての責任を果たしてから出発します。」
連絡先は別途手配してあるそうですが、業務復帰後も、休暇中のメールは「ゴミ箱」へ。。。流石にそれは大胆ですが、「返信はしない」というくらいの徹底はいいかなと思います。
つまり、「責任を果たしてから」というのは、単に仕事を済ませるだけでなく、休暇中なのでメール見ないよということを予め通知しておくのでしょう。この潔さ。
私も含めて多くのビジネスパーソンがとる対応は、
- 旅行や休暇はあまりアナウンスしない
- 忙しいのに休んでるといわれたくない、思われたくない
- 故に休暇でもメールを見たりして、必要の場合は返信して、仕事中を装う
- 何食わぬ顔で復帰し、残った問題があれば対処する
こりゃ、休んだ気がしないわけです。
さらに最近は、ソーシャルメディアの”いいね”も気になってしまう。実際、”いいね”がくると嬉しいもの。。あ。。。いかん。依存し始めたか。
* * *
最近は、旅行中や外食中でも、スマホを触っているのは家族達。私にはめったにメールも来ませんので、白い目で見てやっています。娘達は意に介しませんが。。。w