【ODRピックアップ/半蔵門ビジネストーク】20170222 否定体質
10数年前、ベンチャーの取締役になったときのこと。全員の面接を行ないました。現在の仕事のこと、転職者には前職のこと、そして、会社への希望や要望、あるいは不平不満など。
何人かの口から必ず出てくるのが、
「この会社はダメです」
「あの上司はダメです」
「この部署はダメです」
などの、今自分が所属する組織やその長の否定。そして、
「私は最初から気付いていました」
という、後知恵コメント。それに対して私が、
「では一緒にそこを改善していきましょう。力を貸してください。」
と、協力をお願いすると、
「指摘しても変わらないんです」
「レベルが低いんです。まあ変わらないでしょう」
。。。
自分のいる場所を否定して、そこをよくすることもしない。
何故いるの?
* * *
国政に関わる「”政治家の発言”の報道」を揶揄したり、否定したり、バカにしたりする発言をしている人々。
「この党はダメです」
「あの宰相はダメです」
「この官庁はダメです」
などの、今自分が属する国政を行なう党やその長の否定。そして、
「私は最初から気付いていました」
という、後知恵コメント。それに対して、
現体制を否定するばかりの発言、
「他の国と比べるとXXだ」
「こんなレベルの国。まあ変わらないでしょう」
。。。
自分のいる場所を否定して、そこをよくするための協力をするわけでもない。
何故いるの?
* * *
「自分はよくわかっているぞ」といいたいのだろうか
「自分にやらせてみろ」といいたいのだろうか
それとも、「自分のいる場所を愛している」が故の、キツい言葉なのだろうか
其の後の行動や発言がいつもかわらないところを見ると
どれでもない
ただの否定体質なのだろうか
褒めるが苦手な人もいるしね
「なんでもイエス」ではまずいけれど
「なんでもノー」だって同じこと
自分で考えて自分で結論を導くことが重要でそれが役割
ですよね〜