重任登記【半蔵門ビジネス雑談】20190520
会社を設立して10年経った。よく続いた。これからも続けられるとよい。いや続けるのだ。
ところで、会社の定款には取締役の任期が規定されている。
大抵は10年だ。10年で任期が切れるので、会社としては新たな取締役を選任することになるが、同じ取締役を再任することも可能である。これを重任という。
で、当社も重任登記をしなければならない。
これには、
- 申請書
- 総会議事録
- 互選書
- 印鑑証明
- 株主リスト
- 定款の写し
を添えて、法務局に登記するのだが、当社所在地近くの出張所は、登記はできないので、本庁までいく必要があるのだ。いつもここで思う。オンラインでできたら便利なのにと。
でも、そんな要望はじきに実現しそうだ。鎌倉市はテスト的なサービスを始めるようだ。
ただし、まだ想像しているオンラインには至っていない。
申請書作成の入力は、入力フォームでできるのだが、そこまで。発行されたQRコードを市役所の読み取り機にかざすと、入力した内容で申請書が印刷され、それを提出する方式だ。要するに申請書作成支援サービス。紙の書類からは抜け出ていない。
入力して、それを読みだして印刷できるということは、データはデジタルデータベース化されているのだが、手続き上の本人確認や書類の処理手続きが法的に定められていて、そこは抜け出せていない状態だ。しかし、手続きの制限さえなくなればいつでもデジタルでの申請に対応できるということは着目に値する。なかなか進んでいない行政のITサービスへの入り口としては、進めておける最低限のところだろう。実際には、公式に進み始めた際に再投資になるのはこまるので、自治体としては先行しづらいのが実情だろうけど。。。
で、法務局にいってきた。
地元駅から法務局駅まで乗り換え2回、50分。印紙を買って提出、書類チェック1分。出来上がりは15日。帰りの電車1時間でオフィスへ。
やっぱりこれ、オンラインでできるべきなんじゃない!!?