よしだたくろうの思い出(3)【つれづれ】20200809
ネットのサブスク系音楽サイトで、Spotify(スポティファイ)というのがある。
「Ok! Google, 音楽かけて」
とGoogle HOMEにお願いすると、このSpotifyから適当に見繕って再生してくれるので、便利だし、何が選ばれてくるのか楽しみもあり、事務所につくと愛用している。
手動で検索もできる。
先日からマイブームの「よしだたくろう」で検索してみると、彼のアルバムや参加したアルバムなどが十数枚検索されてくる。仕事の合間に、全部を聴き倒してみた。これまで知らなかった曲もたくさんあり、ノスタルジックな気持ちと新たな気持ちで、
「ああ、いいなぁ」
という感じ。
ところが、1枚だけ出てこないアルバムがあった。
たくろう オン・ステージ ともだち
というアルバムだ。
なぜか、このアルバムだけない。
このアルバムバージョンの「マークⅡ」という曲が好きだ。アレンジが違う、メロディもちょっとだけ違う。
ないというと、絶対聴きたくなるのがあまのじゃく、いや、素直な人間の心だろう。
さっそく、ヤフオクやらメルカリやらで探して、メルカリで購入。古いものなので、ジャケット等は劣化しているが、レコード盤自体はいい状態のを見つけた。
聞いてみて理解した。なぜ、配信に乗らないのかを。
理由はたぶん2つ。
このアルバムはライブ録音で、曲間のMCも録音されているが、その中に放送禁止ワードが出てくるのだ。自分が脳波検査を受けた時に異常があるといわれたことについて、
「それは、キ○ガイってことか?」
と聞いたエピソードが入っている。これが1つ。
もう一つは、ヒット曲「青春の詩」の替え歌で、「老人の詩」というのが入っている。おそらくは、これが老人への揶揄満載なため、差別だといわれそうだという2つの理由ではないかと思う。
MC中に
「今僕がそっちを向いたのでさぞいいアップが撮れたでしょう」
といっている。撮影はOKだったのか。
それにしても、このアルバムにしかない曲やアレンジは45年ぶりに聴いても昔と同じ感覚が蘇る。
*は、多分このアルバムのみ
おろかなる独り言 *
マークⅡ
もう寝ます *
老人の詩 *
私は狂ってる
何もないのです *
やせっぽちのブルース
されど私の人生 *
わっとあいせい *
夏休み
面影橋から *
イメージの詩
ともだち
もう「夏休み」が近い。
いや「夏休み」だ。